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...... 2020年05月09日 の日記 ......
■ 《夕べの音楽》   [ NO. 2020050901-1 ] v

【 ミサ・プレヴィス BuxWV 114 】

ブクステフーデ,ディートリヒ〔独〕
(1637. ? 〜1707.05.09) 70歳



バッハ以前の北ドイツで、最大のオルガニストで
作曲家のブクステフーデは、オルガニストの
父ヨハンに学び、オルガニストとして活躍した。

31歳のときから、北ドイツのバルト海を臨む
ハンザ自由都市リューベックの聖マリア教会の
オルガニストの地位についた。

この教会には、大オルガンとシュテルバーゲンに
よって完成された「死の舞踏オルガン」の
2つの名器があり、その地位は北ドイツの
オルガニストにとって最高の栄誉だった。

彼は、教会オルガニスト兼ヴェルクマイスター
(教会の楽器、什器、会計の管理者)をつとめ、
高い名声を得た。

歴史上の功績としては、1646年以来
彼の前任者のトゥンダーの手で始められた
「夕べの音楽」の催しで、それまでは隔週の
木曜日に行なわれていたが、クリスマス前の5回の
日曜日の午後に移し、大規模なものに拡大した。

当時20歳のバッハが、この催しを聴くために
訪れている。
トッカータ、プレリュードとフーガ、シャコンヌ、
コラール編曲などのオルガン音楽では
内面的な情緒をひめた劇的幻想的な作風によって、
若い時代のバッハに大きな影響を与えた。

今日100曲以上のカンタータや
ミサ・プレヴィス,マニフィカトなどの作品が現存する。
イタリア風のカンタータの影響をうけ、中期バロックの
ドイツ・プロテスタントの芸術の頂に立っていた。

(BuxWV =ブクステフーデの作品番号)





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