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...... 2020年04月04日 の日記 ......
■ 《 ジプシー・ダンス 》   [ NO. 2020040401-1 ] e_or

【 ハンガリー舞曲 】

ブラームス,ヨハネス〔ドイツ〕
(1833.05.07〜1897.04.03) 63歳 肝臓癌



ハンガリー舞曲は、ブラームスの全作品のなかで
もっとも広く知られている曲にあげられる。
生気があり色彩が豊かなこの曲は、いろいろに
編曲されて世界中どこでも演奏されている。

1853年にブラームスは、 ハンガリーのヴァイオリニストの
エドゥアルド・レーメニイと演奏旅行をしたが、
その折にジプシー・ハンガリーの音楽を教わった。
ウィーンに行ってからは、そこにいたジプシーの楽団に
興味を持ち、その音楽を書き取った。

1869年にそれらを整理し編曲したものが、
第1と第2の2集(第10曲)が出版された。

出版後、著作権の問題が発生したが
「ハンガリー・ダンス」は、ブラームス作曲としてではなく、
作品番号もない「編曲」となっているし、その原作なるものは
誰の作だかわからず、ブラームスに他人の権利を
おかすつもりがなかったことはだれにもわかったので、
著作権侵害にはならないと判断され解決した。

1880年には、第3と第4の2集(第21曲まで)が
出されたが、前回のことがあったのでブラームスも
神経をつかい、創作的なものを多くし、編曲の
仕方も念入りになり、演奏もかなり難しくなった。
その結果かどうか前の2集ほど人気がないようである。

元々は、四手用として2台のピアノで演奏するように
書かれているが、管弦楽版で演奏されることも多い。

ハンガリー・ジプシー的な21の小曲を集めたものだが、
その調や様式はいろいろで、自由なリズム、
装飾音を用いたメロディ、激しく変化する速度など
即興的な様式をもっている。

激しく強烈な第5番、官能的な第6番の2曲は、
特に有名で、続けて演奏されることが少なくない。



    (管弦楽)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    (指揮) ヘルベルト・フォン・カラヤン
                ♪ 私が聴いた音源 ♪






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