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...... 2020年03月29日 の日記 ......
■ 《 ハーティの委嘱 》   [ NO. 2020032901-1 ] e_sy

【 交響曲 第1番 】

ウォルトン,ウィリアム 〔英〕
(1902.03.29〜1983.03.08) 80歳



二十世紀のイギリス音楽を代表するウォルトンは、
118年前の3月29日にランカシャー州
オールダムで生まれた。
幼児のころから楽才を発揮し、10歳で
オックスフォード聖歌隊学校に入学した。

その後、オックスフォード大学に入学したが、
退学をしてほとんど独学で作曲家になった。

ジャズやラテン音楽など、様々な音楽を巧みに吸収し、
消化し、新鮮かつ大胆なリズム・和声を用いて
表情豊かで親しみのある作品を生み出した。

豊かな情感と壮大な雄渾多感な表現を好んだ
明晰な調整感を好んだことから、新ロマン主義の
作曲家とみなされるが、客観的で端正な表現は
新古典主義の発想でもある。

多くの映画音楽も作曲したが、
ローレンス・オリビエが製作・監督・主演した
「ヘンリー五世」「ハムレット」「リッチャード三世」の
三部作は傑作とされる。

2曲の交響曲、バイオリン、ヴィオラ、チェロの
協奏曲、オラトリオ、歌劇、管弦楽曲など、
イギリス風の中庸と機知に富み、
親しみ深い作品を残している。

1951年にナイトに叙せられたサー・ウィリアム・
ターナー・ウォルトンは、エリザベス女王のために
戴冠式行進曲「宝珠と王杖」と管弦楽伴奏合唱曲
「テ・デウム」を作曲している。

「交響曲 第1番」は、ハミルトン・ハーティの委嘱に
応じて着手され、1935年に完成した。

その年の11月6日にハーティの指揮、
BBC交響楽団によって初演されたが、ハーティは
終楽章の完成が待ちきれず、前年の1934年の
12月にロンドン交響楽団を指揮して、第1楽章から
第3楽章までの初演をしている。

      第1楽章 Allegro assai
      第2楽章 Presto con malizia
      第3楽章 Andante con malinconia
      第4楽章 Maestoso - Brioso ed ardentemente



         (管弦楽)ロンドン交響楽団
         (指揮) コリン・デイヴィス
             ♪ 私が聴いた音源 ♪





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