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...... 2020年03月27日 の日記 ......
■ 《ボニエールの詩》   [ NO. 2020032701-1 ] e_or

【 交響的伝説曲「花咲くサルビア」Op. 21 】

ダンディ,ヴァンサン 〔仏〕
(1851.03.27〜1931.12.02) 80歳



近代フランスの中心的作曲家、教育家である
ダンディは、169年前の3月27日にフランスの
ヴィヴレー地方出身の貴族の家に生まれた。
彼の出生のときに母は亡くなり、父も4年後に
亡くなったので、祖母に育てられた。
音楽の手ほどきを受けたのも祖母だった。

ダンディはフランクに師事したが、
二人はワーグナーからの影響も受けている。
パリ音楽院で指導した生徒には、サティやマルティヌー、
日本人の留学生に近衛秀麿、高木東六などがいる。

1884年に書かれた 「花咲くサルビア」は、
「ボニエールの詩によるオーケストラのための伝説曲」と
いう副題がついている。

曲の元となった詩は、サルビアに姿を変えた妖精が
王子に恋をするが、命ある王子に恋をするとは
なにごとかと神の怒りにふれ、サルビアの花は
哀れにも枯れてしまうという物語。

大編成オーケストラが用いられているが、
その音楽はとても慎ましやかで、愛の悲しみが
印象的に浮かび上がる曲である。



   (管弦楽)ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団
   (指揮) テオドール・グシュルバウアー
                 ♪ 私が聴いた音源 ♪





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