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...... 2020年03月24日 の日記 ......
■ 《 ピアノ小品 》   [ NO. 2020032401-1 ] s

【 若き日の物語 】

グラナドス,イ・カンピニャ・エンリケ 〔西〕
(1867.01.27〜1916.03.24) 48歳



グラナドスの父は軍人であったが、彼は幼年期より
楽才を示し、バルセロナとパリで作曲とピアノを学び、
ピアニストとして、演奏活動をしながら
オペラやピアノ曲を作曲した。

7歳年下のアルベニスとならんでスペイン独自の
音楽を確立したスペイン国民主義の重要な
作曲家で、作風はロマン的で素朴で感傷的であるが、
スペイン音楽の近代への門を開くという大きな
功績を残した。
自ら「アカデミア・グラナドス」という音楽学校を
設立して、人々に敬愛されていた。

アルベニスが南部系のアンダルシア民族音楽を、
生々しい泥臭い味で取扱っているのに対し、
方系のグラナドスは北部の民謡が主となり、
しかもその取り扱い方は洗練され、消化されていて、
ファリャに通じるところがあって、パリで
ドヴュッシーなどの印象主義の傾向も受けている。
(二人はギターのための作品は1曲も書かなかった)

「若き日の物語」は、彼の長男のエドゥワルドの
ために書かれたピアノ作品で、1910年に
バルセロナで出版されている。
シューマンの「子供の情景」を思い起こさせる
ような10曲の小品で構成されている。

        No. 1. Dedicatoria
        No. 2. La mendiga
        No. 3. Canción de maya
        No. 4. Cuento viejo
        No. 5. Viniendo de la fuenta
        No. 6. _
        No. 7. Recuerdos de la infancia
        No. 8. El fantasma
        No. 9. La fantasma
        No.10. March



        (ピアノ)アリシア・デ・ラローチャ
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





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