[PREV] [NEXT]
...... 2020年03月22日 の日記 ......
■ 《 日本のフォスター 》   [ NO. 2020032201-1 ] v

【 童謡「てるてる坊主」】

中山晋平 〔日〕
(1887.03.22〜1952.12.30) 65歳



大正時代から昭和にかけて活躍した作曲家の
中山晋平は、明治20年3月22日に長野県で生まれた。

長野師範を出て、小学校教員を勤めた後、
東京音楽学校に入学し、作曲を本居長世に師事し、
明治45年ピアノ科を卒業した。

島村抱月方に居候して、「早稲田文学」編集を
手伝っていた縁で、大正3年芸術座の旗揚げ公演の、
トルストイの「復活」の上演に際して作曲した
「カチューシャの唄」(島村抱月・相馬御風作詞)が
うけて一躍有名になった。

「てるてる坊主」(浅原鏡村作詞)
「あの町この町」「雨降りお月さん」「シャボン玉」
「証城寺の狸囃子」 「黄金虫」 (野口雨情作詞)
「砂山」「雨降り」(北原白秋作詞)
「毬と殿様」(西条八十作詞)
「田植え」(井上赳作詞)
などの子どものための作品を発表して、
最も人気のある童謡作曲家となった。

一方歌謡曲において、「船頭小唄」「波浮の港」
(野口雨情作詞)「出船の歌」(時雨音羽作詞)
「東京行進曲」(西条八十作詞)などを世に送った。

“日本のフォスター ”と呼ばれた彼の作品は、
童謡、新民謡、歌謡曲など約3000曲にのぼる。

彼の曲は、音の進行がなめらかで、日本的
情調がなんともいえず、多くの人を魅了した。
レコードでの大衆音楽の普及時代に際して、
大いに意味をもった作曲家だった。



てるてる坊主

てるてる坊主 てる坊主
あした天気に しておくれ
いつかの夢の 空のよに
晴れたら金の鈴あげよ

てるてる坊主 てる坊主
あした天気に しておくれ
私の願を 聞いたなら
あまいお酒を たんと飲ましょ

てるてる坊主 てる坊主
あした天気に しておくれ
それでも曇って 泣いたなら
そなたの首を チョンと切るぞ





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: