[PREV] [NEXT]
...... 2020年03月16日 の日記 ......
■ 《 ギター協奏曲 》   [ NO. 2020031601-1 ] e_or

【 コンチェルト・セレーノ Op. 160 】

カステルヌオーヴォ=テデスコ,マリオ 〔伊→米〕
(1895.04.03〜1968.03.16) 72歳



カステルヌオーヴォ=テデスコは、フィレンツェで
生まれ、10代のころからピアノ曲や歌曲を書き
活躍していたが、1939年ムッソリーニの圧力により、
ユダヤ系の彼はアメリカに移住し、アメリカの
市民権を獲得した。
ロスアンゼルスの住宅地ビバリーヒルズに居を構え、
20年余りを過ごした。

52年前の3月16日にカリフォルニアで、
72年の生涯を閉じた。

多作家で、教会音楽以外の全ての種類の
音楽を書いているが、渡米後の重要な作品は、
管弦楽曲が多い。
映画音楽の世界でも知られ「名犬ラッシー」などの
音楽も手がけ、ジョン・ウィリアムズなどの作曲家も育てた。

彼自身は、自分の作品をネオクラシックであり、
ネオロマンティックであると言っているが、
彼の作品を生んだ発想の原点は、
作曲者自身が3つの要素をあげている。

1、故郷のフィレンツェ
2、シェイクスピア  
3、ユダヤ人の伝統  

その作風は、高度に洗練された表現と力強い
個性を特色としている。
どの曲も旋律が澄んでいて、全てに節度があり、
気品をそなえている。

十八世紀の終わりから十九世紀の初めにかけての、
ギター音楽はヨーロッパで非常な隆盛の時代だった。
ギターのための音楽が数多く作られ、
ギターと管弦楽のための協奏曲も多く書かれた。

カステルヌオーヴォ=テデスコは1932年に
ヴェネチアの国際音楽祭でスペインの
ギタリストのセゴビアと出会ったのがきっかけとなり、
ギターのための作品を多く残している。

1953年に書かれた「コンチェルト・セレーノ」は
3楽章からなる

        第1楽章 Allegretto
        第2楽章 Sarabanda con variazioni
        第3楽章 Fiesta: Allegretto vivace



        (ギター) ミラン・ゼレンカ
        (管弦楽) プラハ・室内管弦楽団
        (指揮)  ミラン・レイチク





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: