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...... 2020年03月11日 の日記 ......
■ 《 天使の組曲 》   [ NO. 2020031101-1 ] e_or

【 天使のミロンガ 】

ピアソラ,アストル 〔アルゼンチン〕
(1921.03.11〜1992.07.05) 71歳 脳血栓



タンゴの革命時といわれているピアソラは、
93年前の3月11日にイタリア移民三世の子として
アルゼンチンのマルデルプラタで生まれた。
幼少時代にニューヨークに移住し、その地で過ごした
その間にバンドネオンを手にした。

33歳の時、クラシックの作曲家を目指し、フランスに
留学したが、自らの音楽はタンゴであることを
認識した彼は、翌年にアルゼンチンに帰国し、
それまでのタンゴの常識を覆すような
クラシックやジャズを取り入れた
新しいタンゴを創造し演奏活動を開始した。

タンゴを革命的に進化させたピアソラだったが、
あまりにも最先端をいくその音楽についていけない
人たちからは、「タンゴの破壊者」「頭が狂っている」
などと言われ、本場アルゼンチンの
オールドファンには、ピアソラの音楽をタンゴとして
認めていない人もいた。

1960年には、その後の生涯の音楽活動の
基盤となるスタイルである五重奏団「キンテート」を
結成したが、1974年、ヨーロッパに拠点を移し、
ジャズ、ロックの表現を取り入れた活動を行った。

1978年にアルゼンチンに戻り「キンテート」を
再結成し、以後10年にわたり安定し充実した
活動は続き、82年以降、計4回来日している。

1988年「キンテート」を解散し、心臓の
手術を受けたが、2年後パリの自宅で
脳血栓で倒れ、闘病生活を続けた。
作曲家、指揮者、バンドネオン奏者として、
ニューヨークやパリにも進出して活躍した
ピアソラだったが、さらにその2年後に
ブェノスアイレスの病院で71年の生涯を閉じた。

「天使のミロンガ」は、“天使の組曲”の中の
1曲でバンドネオンが奏でる哀愁をおびた
メロディに魅了される。

バンドネオンと管弦楽編やギター編、室内楽など
いろいろな形態で演奏されている。

           「天使の導入部」
           「天使のミロンガ」
           「天使の死」
           「天使の復活」



       (バンドネオン)ダニエル・ビレッリ
       (管弦楽) モントリオール交響楽団
       (指揮)  シャルル・デュトワ
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





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