 【 交響曲 第3番 Op. 69 】
ヴィドール,シャルル=マリー 〔仏〕 (1844.02.21〜1937.03.12) 93歳

オルガン奏者・作曲家・教育者のヴィドールは リヨンで生まれ、83年前の3月12日にパリで 93年の生涯を閉じた。
リヨンの教会のオルガニストだった父から音楽の 手ほどきを受け、少年時代より、オルガンの 即興演奏に優れた才能を示した。 ベルギーのブリュッセル音楽院で学び、 1870年から64年間、サン・シュルピス教会の オルガニストをつとめた。
1890年にフランクが急死した後、パリ音楽院の オルガン科教授に、6年後にはデュポアの あとを継いで院長となり作曲を教えた。 門下には多くの優れた音楽家がいる。
シュバウツァーもその一人で、彼と共にバッハの オルガン全集の編纂にあたった。 この他、「近代オルガン曲集」も編纂している。 ヴィドールのオルガン曲は、今日のオルガン曲の 重要な地位をしめている。
彼の作品は、オルガンのオーケストラ的取り扱いを 特徴としているが、代表的な作品に10曲の オルガン交響曲がある。 中でも第5番は最も知られている。
1895年に作曲された「交響曲 第3番」 は 管弦楽とオルガンのための2楽章制の交響曲で、 オルガンのソロを含んでいて、 循環主題を採用している。
第1楽章 Adagio - Allegro sostenuto 第2楽章 Vivo - Poco a poco mederato - Allegro - Largo

(オルガン)イアン・トレーシー (管弦楽) マリインスキー劇場管弦楽団 (指揮) ワレリー・ゲルギエフ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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