【 熊野 】
池内友次郎 〔日〕 (1906.10.21〜1991.03.09) 84歳 脳内出血
明治39年に俳人・高浜虚子の次男として 東京で生まれた池内友次郎は、日本人として 初めてパリ音楽院に入学して学び、帰国後は フランス流の作曲技法を教えた。
作曲家としての作品は多くはないが、 音楽教育家として活躍し多数の作曲家を輩出した。 音楽理論を中心に多くの翻訳・著書も残している。
父の影響で、俳句文芸誌「ほととぎす」にも 参加していて句集もある。
平成3年3月9日、脳内出血のため 84年の生涯を閉じた。
「熊野」(ゆや)は、ソプラノと管弦楽のための 3つの小品で、謡曲の「熊野」に作曲したものである。
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