 【「アテネの廃虚」Op. 113 - 序曲 】
ベートーベン,ルードヴィヒ・ヴァン 〔ドイツ〕 (1770.12.16〜1827.03.26) 56歳
ビーチャム,トマス 〔英〕 (1879.04.27〜1961.03.08) 81歳

イギリスの指揮者のビーチャムは、 セント・ヘレンズで生まれ、 59年前の3月8日にロンドンで世を去った。
ビーチャム製薬の御曹司で、ピアノや作曲を個人的に 学んだが、学校での音楽の専門教育は受けなかった。
アマチュア・オーケストラの指揮者を経て、 1899年にハンス・リヒターの代役でハレ管弦楽団を 指揮し、プロの指揮者としてデビューした。 1946年にロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団を 創設し、生涯にわたりイギリス音楽界に 大きな貢献をした。
彼は多くの作曲家の幅広いレパートリーを持っていたが、 それらのレコーディングも多く残している。
ベートーベンの全交響曲や協奏曲もしばしば 演奏したが、レコーディングもしている。 「アテネの廃虚」は、序曲とトルコ行進曲しか レコーディングされることはないが、 彼は全曲のレコーディングをしている。
1812年の2月9日に新しく開場された ハンガリアのペストのドイツ劇場のこけら落としの ために書かれた「アテネの廃虚」は、 コッツェプーによって書かれた祝祭劇 「アテネの廃墟」につけた音楽の序曲である。
ベートーベンはこの劇のために、序曲と8つの 劇中音楽を作曲したが、有名な 「トルコ行進曲」は、4番目にあたる。
このこけら落としの際には、コッツェプーの 「シュテファン王」も上演されたたが、この音楽も 依頼され、序曲と9つの劇中音楽を書いている。

(管弦楽)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮) ベルンハルト・クレー ♪ 私が聴いた音源 ♪
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