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...... 2020年03月07日 の日記 ......
■ 《 スペインの民族音楽 》   [ NO. 2020030701-1 ] e_ch

【 弦楽四重奏曲 ヘ長調 】

ラヴェル,モリス・ジョセフ 〔仏〕
(1875.03.07〜1937.12.28) 62歳



ラヴェルの父ピエールはスイス人技師で、
発動機工業の先駆者のひとりであり、
2行程過給エンシンの発明者として
著名な存在であった。

スペイン国境に近いピレネー山地のバスク地方の
シブールに住んでいたスペイン人の母との間に、
143年前の3月7日、長男として生まれたが、
3ヶ月後にはパリに移り定住した。

3年後に弟が生まれ、若いころから音楽を
愛好していた父は2人の息子を音楽家に
育てたいと望んだが、音楽の道に進んだのは
兄のラヴェルだけだった。

スペインの民族音楽の色彩的官能美にひかれたことも
ラヴェルの創作の土台となっていて、彼の作品は
色彩豊かな表現の世界を作り上げている。

ラヴェルの室内楽曲の「弦楽四重奏曲 ヘ長調」は、
1902年から3年にかけて作曲した2曲目の
室内楽で、フランク、ドビュッシーの四重奏曲以来の
作品とたたえられ、作曲家としての地位を
不動のものとした曲である。

作品は「敬愛する師フォーレ」に献呈されたが、
フォーレは終楽章に対して厳しい批判をしている。
しかし、ドビュッシーは「音楽の神々と私の名において
きみの四重奏曲の何物をも変更してはならない」と
忠告したが、ラヴェルは出版にあたり、
大部分に手を加えた。

      第1楽章 Allegro moderato     
      第2楽章 Assez vif,très rhythmé
          (十分にいきいきと。きわめてリズム的に)
      第3楽章 Trés lent
          (非常に緩やかに)
      第4楽章  Vif et agité
          (いきいきと、はげしく)



        (演奏)ロザムンデ四重奏団
           ♪ 私が聴いた音源 ♪





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