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...... 2020年03月06日 の日記 ......
■ 《 ハンガリーの民謡 》   [ NO. 2020030601-1 ] e_ch

【 無伴奏チェロ・ソナタ Op. 8 】

コダーイ,ゾルターン 〔洪〕
(1882.12.12〜1967.03.06) 84歳



1歳年上のバルトークと共に、近代ハンガリー音楽を
築いたコダーイは、ケチュケメートで生まれたが、
父が鉄道官吏管だったため、一家は
ハンガリー国内を転々と移り住んだ。

両親とも音楽好きで、父はバイオリンを母は
ピアノを弾いたので、コダーイは幼い頃から
ハイドンやモーツァルトの室内楽を耳にして育った。

コダーイの生涯は、作曲とマジャール(ハンガリー)
民謡の研究、その民謡に基ずく国民的な
音楽教育の3つの大きな分野に捧げられた。

晩年は、国際音楽教育(ISME)の会長としても
活躍し、53年前の3月6日にブダペストで
84年の生涯を閉じた。

コダーイは尊敬してやまなかった40歳年上で
作曲家のエンマと若くして結婚した。
夫人が亡くなった後、若くて美しいシャロンタと
結婚したが、彼女はコダーイとエンマ夫婦の養女で、
コダーイより40歳年下だった。

再婚の理由は、エンマ夫人が亡くなった後、
コダーイの莫大な遺産を相続する者が
いなかったからで、当時の社会主義のハンガリーでは、
養女のシャロンタには相続されず、全て政府に
没収されるため、婚姻届けを出したものの、
2人は実際には父と養女の関係で、シャロンタは
献身的にコダーイにつくしたといわれている。

1915年に作曲した「無伴奏チェロ・ソナタ」は、
3楽章からなり、5オクターブにおよぶ音域で
高度な技巧的な作品で、ハンガリーの民謡に
基づいた旋律は、豊かな情感に満ちている。

初演は、1918年5月7日にブダペストで
ケルペリによって行なわれた。

     第1楽章 Allegro maestoso ma appassionato
     第2楽章 Adagio (con grand espressione)
     第3楽章 Allegro molto vivace



       (チェロ)ポール・トルトゥリエ
            ♪ 私が聴いた音源 ♪





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