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...... 2020年03月04日 の日記 ......
■ 《 華麗な組曲 》   [ NO. 2020030401-1 ] e_ch

【 二つのVn.とPf.のための組曲 ト短調 Op. 71 】

モシュコフスキ,モーリッツ〔独〕 
(1854.08.23〜1925.03.04) 70歳 胃癌



ピアニスト、作曲家、指揮者として活躍した
ポーランド系ドイツ人のモシュコフスキーは、
ブレスラウで生まれた。

ドレスデン音楽院の他、ドイツの諸都市で音楽を学び、
卒業後はベルリンに住んで、母校でもある
クラシック音楽院で長い間ピアノを教えながら、
ピアニストおよび作曲家として
華々しい活躍をし、多大の名声を得た。

彼は、十九世紀後半ロシア国民音楽運動の
影響を受けて、各国に起こった民族音楽運動の
強い感化をうけ、またフランスの影響をもうけた
多くの作品を書いた。

主に取り上げたのはスペインの民族音楽で、
熟練した巧者な技巧と洗練された典雅な旋律で
一貫し、深い独創性をも示している。

1897年にパリに移り、45歳のときに最初の
女性作曲家といわれた、セシル・シャミナードの
妹のアンリエッタと結婚した。
2人の子供をもうけたが、5年後に離婚している。

後に再婚をしたが2番目の妻も娘を連れて
彼の元を離れ、モシュコフスキは完全に
立ち直ることはできなかった。

二十世紀に入ると名声は衰えはじめ、
晩年は貧しく寂しい境遇におかれ、89年前の
3月4日にパリで70年の生涯を閉じた。

多くのピアノ小品をのこしているが、その作品中の
代表的なものに、4手のピアノ曲として
書かれた「スペイン舞曲」が有名である。

オペラ、交響曲、室内楽曲、バイオリン協奏曲、
ピアノ協奏曲ものこしている。 

「二つのヴァイオリンとピアノのための組曲」は、
軽やかで華麗な作品で1903年に書いている。

         第1楽章 Allegro energico
         第2楽章 Allegro moderato
         第3楽章 Lento assai
         第4楽章 Molto vivace



       (ヴァイオリン)イーゴリ・オイストラフ
       (ヴァイオリン)バレリー・オイストラフ
       (ピアノ)   ナターリャ・ツェルツェロワ
                 ♪ 私が聴いた音源 ♪





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