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...... 2020年02月19日 の日記 ......
■ 《 チェリスト 》   [ NO. 2020021901-1 ] e_co

【 チェロ協奏曲 第9番 変ロ長調 G.482 】

ボッケリーニ,ルイジ 〔伊〕
(1743. 02.19〜1805. 05.28) 62歳



イタリアが生んだ十八世紀後半のチェロの
優れた演奏家であり、作曲家のボッケリーニは
277年前の2月19日にイタリアのルッカで生まれた。

コントラバス奏者の父親から音楽を習い始め、
13歳にしてチェリストとして、公開演奏を始めた。
ローマに留学した後は、イタリア、フランス、ドイツ、
スペインの各国を中心に演奏旅行をして活躍した。

26歳のときから、王子ルイスの室内楽作曲家兼
演奏家として、マドリードに移り、王子の死後は
ベナベンテ大公妃の音楽家として、スペインにとどまった。
チェロの好きな、プロイセン皇太子フリードリヒ・
ヴェルヘルムにも曲を献呈している。

ボッケリーニは、当時もてはやされていたハイドンの
作品を研究し、ハイドン自身と交流を持とうと
手紙を書いたりもしていた。
そのため、ボッケリーニの作風は、ハイドンに
似たとことがあり、「ハイドン夫人」と渾名されたり
したといわれている。

彼の作品は、美しい旋律、典雅な形式、
軽快な感情を特徴としていて、しばしば
ハイドンと比較されるが、ハイドンの深さと力には
欠けるため、500曲を越える多作にもかかわらず、
20世紀まで一部の楽曲を除き忘れられていた。
現在演奏される曲は極めて少ないが
「メヌエット」は有名である。

チェロ協奏曲は12曲残しているが、1785年ごろに
書かれた「チェロ協奏曲 第9番 変ロ長調」は、
他の曲に比べて格段に優れ、チェロ協奏曲の
第1級作品として知られ、演奏されている。

        第1楽章 Allegro Moderato
        第2楽章 Adagio non troppo
        第3楽章 Rond Allegro



    (チェロ)ポール・トルトゥリエ
    (管弦楽)ジャン=ワルター・オードリー器楽アンサンブル
    (指揮) ジャン=ワルター・オードリー
                 ♪ 私が聴いた音源 ♪





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