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...... 2020年02月13日 の日記 ......
■ 《 奉祝曲 》   [ NO. 2020021301-1 ] e_sy

【 交響曲 イ調 】

ピツェティ,イルデブランド 〔伊〕
(1880.09.20〜1968.02.13) 87歳



イタリアのパルマで生まれたピツェッティは、
パルマ音楽院でグレオリア聖歌とイタリア古典声楽の
ポリフォニーを学んだことが、彼の芸術精神と
作風の形成に根元的な影響を与えた。

後に、母校の教授を経て、フィレンツェ音楽院の
教授から院長になった。
マリア夫人の急逝後、ミラノ音楽院の院長に転じたが
更にその後、ローマのサンタ・チェチリア音楽院の
教授から院長に任命され、71歳の定年退職まで
この地位にあった。

退職後は、オペラ、楽劇、管弦楽、室内楽、歌曲など
多くの作品を残し、46年前の2月13日にローマで
87年の生涯を閉じた。

成熟期の60歳のときの作品「交響曲イ調」は、
1940年(昭和15年)に皇紀2600年
(初代天皇の神武天皇が即位した年からのカウント)を
迎える日本からの依頼で作曲した。

その年の12月に東京と大阪で行なわれた奉祝演奏会で
他の3曲と共に、「紀元2600年奉祝交響楽団」
(6演奏団体)によって演奏された。

      リヒャルト・シュトラウス「祝典音楽」(ドイツ)
      ジャック・イベール   「祝典序曲」(フランス)
      ヴェレシュ・シャンドール「交響曲」(ハンガリー)

4カ国の他、アメリカとイギリスにも奉祝楽曲を
依頼したが断わられている。

     第1楽章 Andante non troppo sostenuto ma teso
     第2楽章 Andante tranquillo
     第3楽章 Rapido
     第4楽章 Andante faticoso e pesante
          Movimento di marcia molto sostenuto



         (管弦楽)トリノRAI交響楽団
         (指揮) ダミアン・イオリオ
             ♪ 私が聴いた音源 ♪





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