【 交響曲 第4番 変ホ長調 WAB 104 】
ブルックナー,アントン 〔墺〕 (1824.09.04〜1896.10.11) 72歳
アバド,クラウディオ 〔伊〕 (1933.06.26〜2014.01.20) 80歳 胃癌
イタリア出身の世界的指揮者のアバドは、 ミラノの音楽一家に生まれた。
2000年に胃癌で倒れたが、手術の結果が 良好でその後も活躍し、1990年にカラヤンの 後任として選出され、ベルリン・フィルハーモニー 管弦楽団芸術監督に就任し、2002年まで在任した。
2003年以降は、ルツェルン祝祭管弦楽団などで 活動を続けていて、2006年にはルツェルン・ フェスティバル・イン・東京の一環として 行なわれた公演で、ブルックナーの 「 交響曲 第4番」を指揮し、好評を得た。 2014年1月20日にボローニャの自宅で死去した。
ブルックナーの交響曲は、ベートーベンに範を求めた 形式感と、オルガンを想わせるような響きの分厚さ、 そして宗教的なたたずまいをもっている。
最大の交響曲作家として、世界的に評価されるように なったのは、ブルックナーの死後20年もたった、 第一次世界大戦後のことだった。
ブルックナーの交響曲は9つある。 交響曲第1番以前に2つの作品を書いているが、 世間に発表することなく、書庫の中に秘めたままである。
50歳の時に作曲した第4番「ロマンティック」は、 ロマンにみちたドイツの森の気分を表現したものと 説明され、9つの交響曲中最も有名なものである。
完成の翌年の1881年2月20日に、リヒターの 指揮により、ウィーンで初演された。
「ロマンティック」という名称は、作曲者自身が 命名したもので、深い森の中から鳥の声や狩りの 角笛も聞こえてくる。
第1楽章 Allegro molto moderato 第2楽章 Andante quasi allegretto 第3楽章 Scherzo: Vivace non troppo 第4楽章 Finare: Allegro moderato
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮) カール・ベーム ♪ 私が聴いた音源 ♪
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