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...... 2020年01月15日 の日記 ......
■ 《 戦後を代表する作曲家 》   [ NO. 2020011501-1 ] e_o

【 オペラ「山椒大夫」】

小山 清茂 〔日〕
(1914.01.15~2009.06.06) 95歳



大正3年1月14日に元長野市で生まれた
小山 清茂は、長野師範学校での音楽の授業で、
師のピアノを聴き、長野・東京で教職に就いた後も
音楽の研鑽を重ねた。

1945年に「管弦楽のための信濃囃子」が
第14回音楽コンクール作曲部門で
第1位に入賞し、その後代表作となる
「管弦楽のための木挽歌」(1957)など数々の
作品を発表、戦後を代表する作曲家としての
地位を築きあげた。

2009年(平成21年)95歳で世を去った。
中島敦と太宰治と松本清張が同年生まれである。

小山の作品からは、故郷長野の自然、素朴で
温和な人情味が感じられ、日本古来の伝統音楽や
民謡を用い西洋音楽として構築する手法は
独自の魅力を生み出している。

1972年の作品のオペラ「山椒大夫」は
日本オペラ協会の委嘱により作曲された。
独唱、合唱、室内楽7名による編成。

オペラ「山椒大夫」は大正4年に森鴎外53歳の
ときに「中央公論」に掲載された小説で、
説話「さんせう太夫」をもとに書かれた
鴎外の代表作の一つ。

大映製作・配給で溝口健二監督作品の
映画「山椒大夫」は1945年3月31日に公開され、
ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を獲得し
海外でも高く評価され、溝口健二の代表作の
一つとなった。





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