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...... 2020年01月08日 の日記 ......
■ 《 ラ・フォリオ 》   [ NO. 2020010801-1 ] e_ch

【 ヴァイオリン・ソナタ Op. 5-12 】

コレルリ,アルカンジェロ 〔伊〕
(1653.02.17〜1713.01.08) 59歳



コレルリは、十七世紀にクレモナの
名工たちによって急に発達し普及したヴァイオリンの、
最初の名演奏家であり、大作曲家だった。

彼の前半生については詳しく分らないが、
後半生は貴族社会に受け入れられて、
贅沢な生活をしていた。
307年前の1月8日に生涯を閉じ、
ローマのパルテオンに埋葬された。

ヴァイオリン奏法におけるローマ楽派を確立し、
多くの弟子を育てて、全ヨーロッパに大きな影響を
及ぼしたコレルリは、同時代の音楽家たちから、
「音楽家のプリンス」とか「現代のオルフェウス」
などと呼ばれて尊敬を集めていた。

彼の作品としては、トリオ・ソナタ48曲、
ヴァイオリン・ソナタ12曲、合奏協奏曲12曲の
合計72曲が現存しているにすぎない。

1700年に12曲の「独奏ソナタ集作品5」を
出版したが、その最後を飾る
「第12番ニ短調」が「ラ・フォリオ」である。

フォリオは、元来ポルトガル起原のサラバンドふうの
ゆったりした舞曲で、同じ主題による変奏曲は、
多くの作曲家が書いているが、なかでも
この曲は名曲として知られている。

16小節の主題と23の変奏からなり、独奏ヴァイオリンと
通奏低音のために書かれている。



(編曲:F.クライスラー)

     (ヴァイオリン)イツァーク・パールマン
     (ピアノ) サミュエル・サンダース
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





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