[PREV] [NEXT]
...... 2019年12月15日 の日記 ......
■ 《 ギターの巨匠 》   [ NO. 2019121501-1 ] s

【 ロシータ】

タレガ,フランシスコ 〔西〕
(1852.11.21〜1909.12.15) 57歳



近代ギタ−音楽の頂点を築いたギターの巨匠の
タルレガは、スペイン東部ヴァレンシア地方の
カステリョン・デ・ラ・プラーナで生まれた。

少年のころから独学でギターを弾き、
卓越した演奏で周囲を驚かせた。
22歳でマドリード音楽院に入学し、ピアノと和声学を
学んだが、彼が目指したのはギター音楽だった。

オーケストラの巨大化、楽器の改良などに伴う
音量の増大というクラシック音楽全体の潮流に、
音量が微弱なギターは合わなくなり、
タルレガは奏法の工夫やレパートリーの拡大により、
ギターに魅力を付け加えていった。

作曲と演奏の両面に自己の天分を見い出したが、
近代スペインの最も卓越したギター奏者であり、
近代的ギター奏法の創始者として知られるタルレガは、
その作品は400曲にものぼる。

編曲が巧みで、バッハ、ヘンデル、ハイドン、
モーツアルト、ベートーヴェン、ショパン、シューマン、
メンデルスゾーンの曲をギター用に編曲している。
この楽器に対する認識を高めたことは、
高く評価されている。

アルベニスは、自分の原曲よりも
タルレガの編曲がすぐれていることから、
無二の親友になったといわれる。

近代ギタ−音楽の頂点を築いたタルレガは、
作曲と演奏の両面に自己の天分を見い出したが、
死の1週間前まで意欲的に作曲をし、
アルベニスが亡くなった同じ年の1909年
12月15日にバルセロナで57年の生涯を閉じた。
彼が残した作品は400曲にものぼる。

ギターを愛していたタルレガは、
Guitarrega(ギタルレガ)と手紙には
自署していたといわれている。

「ロシータ」は、友人の娘のために書かれた
ポルカ形式の小品。
ロシータはその娘の呼び名で、
「かわいいバラ」という意味。



       (ギター)ノーバート・クラフト
            ♪ 私が聴いた音源 ♪





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: