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...... 2019年12月10日 の日記 ......
■ 《 未完の作品 》   [ NO. 2019121001-1 ] e_or

【 “コンセール・ア・キャトル”からヴォカリーズ 】

メシアン,オリヴィエ 〔仏〕
(1908.12.10〜1992.04.28)  84歳



現代フランス作曲界の前衛的大家ともいえる
メシアンは、フランダース系の英文学者であり、
シェークスピア物のフランス翻訳者として知られ、
大学の教授だった父と、プロヴァンス生まれの
女流詩人の母との間に、111年前の12月10日に
南仏アヴィニョンの地に生まれた。

11歳でパリ音楽院に入学し、11年後に諸課目に
1等賞をとって終了した。
その後は教会のオルガニストとして、パリ音楽院の
教授として多くの弟子に多大な影響を与えながら、
作曲活動も続け、多くの作品も残した。

メシアンの初期の作風は、ドビュッシーの
影響を受けているが、その後独自の
「移調の限られた旋法」「逆行不能のリズム」
「添加価値」などの新しい方法を考え出した。
拍子記号をもっていても、「無拍子音楽」の場合が多く、
作品はカトリック神秘主義に支配されている。

1990年に取りかかった「コンセール・ア・キャトル」は
四重奏と管弦楽のためのコンセールだが、メシアンが
亡くなったため未完に終わった。

死後、未亡人のイヴォンヌ・ロリオ=メシアン、
ハインツ・ホリガー、ジョージ・ベンジャミンらが
補筆して完成させた。



       (フルート)カトリーヌ・カンタン
       (オーボエ)ハインツ・ホリガー
       (チェロ)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
       (ピアノ)イヴォンヌ・ロリオ
       (管弦楽)パリ・バスティーユ管弦楽団
       (指揮) チョン・ミョンフン
                ♪ 私が聴いた音源 ♪





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