【 “コンセール・ア・キャトル”からヴォカリーズ 】
メシアン,オリヴィエ 〔仏〕 (1908.12.10〜1992.04.28) 84歳
現代フランス作曲界の前衛的大家ともいえる メシアンは、フランダース系の英文学者であり、 シェークスピア物のフランス翻訳者として知られ、 大学の教授だった父と、プロヴァンス生まれの 女流詩人の母との間に、111年前の12月10日に 南仏アヴィニョンの地に生まれた。
11歳でパリ音楽院に入学し、11年後に諸課目に 1等賞をとって終了した。 その後は教会のオルガニストとして、パリ音楽院の 教授として多くの弟子に多大な影響を与えながら、 作曲活動も続け、多くの作品も残した。
メシアンの初期の作風は、ドビュッシーの 影響を受けているが、その後独自の 「移調の限られた旋法」「逆行不能のリズム」 「添加価値」などの新しい方法を考え出した。 拍子記号をもっていても、「無拍子音楽」の場合が多く、 作品はカトリック神秘主義に支配されている。
1990年に取りかかった「コンセール・ア・キャトル」は 四重奏と管弦楽のためのコンセールだが、メシアンが 亡くなったため未完に終わった。
死後、未亡人のイヴォンヌ・ロリオ=メシアン、 ハインツ・ホリガー、ジョージ・ベンジャミンらが 補筆して完成させた。
(フルート)カトリーヌ・カンタン (オーボエ)ハインツ・ホリガー (チェロ)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ (ピアノ)イヴォンヌ・ロリオ (管弦楽)パリ・バスティーユ管弦楽団 (指揮) チョン・ミョンフン ♪ 私が聴いた音源 ♪
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