【 交響曲 第1番 Op. 72 】
トッホ,エルンスト 〔墺〕 (1887.12.07〜1964.10.01) 76歳
プロコフィエフより4歳年上で20世紀前半から 半ばにかけてほぼ同じ時代に活躍したトッホは 126年前の12月7日にウィーンで生まれた。
大学では哲学と医学を学び、作曲は独学だった。 1913年にはマンハイム音楽大学の作曲と ピアノの講師になった。 ベルリンのも音楽院で教鞭をとりながら、作曲家、 ピアニストとして活動した。
1930年代半ばにアメリカに渡ったが、 第二次世界大戦後もアメリカに留まり サンタモニカで生涯を閉じた。
アメリカでは南カリフォルニア大学の作曲家教授を 務めつつ、ハリウッドの映画音楽の作曲もした。
ロマン派音楽をベースに現代的手法を加えた 独自の世界を展開した。
1950年から亡くなるまでに7つの交響曲を 一気に作曲した。 「交響曲第1番」が書かれたのは63歳のときで、 ブラームスにも似て交響曲を手がけるまでに 多くの時間をかけた。
4つの楽章で構成されているが、 作品の解説を求められたトッホは 「作曲者に解説を求める気持ちはわからないでも ないけれど、私の場合に限ってはそれは無理な話で 頭を抱えてしまうだけだよ」と語っている。
第1楽章 Molto tranquillo 第2楽章 Allegro moto 第3楽章 Langsam, zart 第4楽章 Allegro non troppo
(管弦楽)ベルリン放送交響楽団 (指揮) アラン・フランシス ♪ 私が聴いた音源 ♪
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