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...... 2019年12月04日 の日記 ......
■ 《 合唱曲集 》   [ NO. 2019120401-1 ] v

【 クリスマス・キャロルの祭典 Op. 28 】

ブリテン,エドワード・ベンジャミン〔英〕
(1913.11.22〜1976.12.04) 63歳



現代イギリスの代表的作曲家のブリテンは、
イングランドのサフォーク州のローストフトで生まれた。
父は歯科医、母はソプラノ歌手で、音楽の才能は
この母親から受け継いでいる。

ロンドンの王立音楽院を卒業後は、生活のために
記録映画の音楽を担当したり、多方面に活躍した。
しかし、彼は反軍国主義、反戦主義を貫き、
ヨーロッパの不穏な国際情勢を避けて
1939年にアメリカに渡った。

彼の作風は、技法的には保守的であるが、
色彩的な管弦楽法と表出力に
感覚的な鋭さを見せている。

ブリテンは現代の作曲家の中では最も合唱を愛した
作曲家で、合唱曲も多くの名作を残している。

彼は兵役を拒否したり、テノール歌手の
ピーター・ピアーズとの同性愛を生涯貫いたりして、
常に社会と摩擦を起こし、反抗の姿勢を弱めなかった。

43年前の12月4日に、心不全のためサフォーク州の
オールドバラで63年の生涯を閉じた。

「クリスマス・キャロルの祭典」は、第二次世界大戦
最中の1942年に作曲した。
この年ブリテンは、3年に渡るアメリカ滞在を終え、
潜水艦がうごめく大西洋を貨物船に乗り、
イギリスに帰還した。

この航海の途中、乗っていた船が立ち寄った
カナダ東部ノバスコシアの港で、14世紀から
16世紀にかけて書かれた詩集を手にし、
この中のいくつかに曲をつけた。

そしてこの曲集の初めと終わりに、キリスト生誕を
祝うラテン語の曲を加え、12の曲からなる
合唱曲集としている。

           1. Procession
           2. Wolcum Yole!
           3. There is no rose
           4. That yongë child
           5. Balulalow
           6. As dew in Aprille
           7. This little Babe
           8. Interlude
           9. In freezing winter night
          10. Spring Carol
          11. Deo Gracias!
          12. Procession



        (合唱) アカデミー室内合唱団
        (管弦楽)アカデミー室内管弦楽団
        (指揮) ネヴィル・マリナー
             ♪ 私が聴いた音源 ♪





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