【 交響曲 第1番 】
シュニトケ,アルフレット 〔露〕 (1934.11.24〜1998.08.03) 63歳
シュニトケは、ソビエト連邦に移住してきた フランクフルト出身のユダヤ系ドイツ人の父と ヴォルガ・ドイツ人の母との間に、85年前の 11月24日にヴォルガ・ドイツ人自治共和国の エンゲリスで生まれた。
父は翻訳家・ジャーナリストで、シュニトケが 12歳のときに、赴任地のウィーンで最初の 音楽教育を受けた。
2年後にはモスクワに転居し、モスクワ音楽院で 学んだが、卒業後は、10年間教育者として活躍し、 その後作曲活動を行なったが、ソ連当局の 攻撃を受け、出国ができなかった。
「ビオラ協奏曲」を作曲した1985年に脳血管 発作のため昏睡状態になり、死を宣告されながらも 奇跡的に回復し、作曲活動を続けた。
亡くなる4年前に再度の脳血管発作を起こし、 全身麻痺の状態になった。 その後、何度かの脳卒中の後「交響曲第9番」を 完成することができないままハンブルクで 63年の生涯を閉じた。
1969年から1972年にかけて作曲した叙事的な 「交響曲第1番」はベートーベンの「交響曲第5番」や 「ワルキューレ」、チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲」、 ジャズなどで複雑に構成された4楽章からなる曲。
1974年2月9日に初演されたが珍曲である。
第1楽章 Moderato - Allegro - Andante 第2楽章 Allegretto 第3楽章 Lento 第4楽章 Lento
(管弦楽)ソビエト国立文化省交響楽団 (指揮) ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー ♪ 私が聴いた音源 ♪
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