【 クラリネット協奏曲 】
ペンデレツキ,クシシトフ (ポーランド) (1933.11.23〜 )
現代音楽を牽引するひとりでポーランド楽派の 主要作曲家で、指揮者でもあるペンデレツキは、 86年前の11月23日にクラカウで生まれた。
少年時代にバイオリンを習い始めたが、 第二次世界大戦で楽譜が手に入らず、先生が 彼のために練習曲を書いてくれたことが、 作曲に興味をもつきっかけになった。
大学入学後、本格的に作曲を学んだが、 当時、社会主義体制下のポーランドでは、西側の 新しい情報は入ってこなかった。
1956年に社会主義圏で初めて現代音楽祭が、 ワルシャワで行なわれ、ペンデレツキの 才能はようやく開花した。
そして、1960年に作曲した 「広島の犠牲者に捧げる哀歌」で一躍有名になった。 ナチのポーランド進攻を知るペンデレツキが 広島の被爆の惨状に思いをはせて書いたものとも いわれているが、来日に際してこの作品が 「ヒロシマ」に捧げられるべきだと思い、 この標題が決まった。
「クラリネット協奏曲」は、クラリネットと室内 オーケストラのための協奏曲で、1992年に 作曲した「フルート協奏曲」を、3年後の1995年に 自らの手でクラリネット用に改編した。
第1楽章 Lento - 第2楽章 Vivace - 第3楽章 Scherzando - 第4楽章 Lento - 第5楽章 Vivo - 第6楽章 Lento(Tempo 1)
(クラリネット)シャロン・カム (管弦楽)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮) クシシュトフ・ペンデレツキ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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