【 ヴァイオリン・ソナタ イ短調「F.A.E」】
ディートリヒ,アルベルト〔独〕 (1829.08.28〜1908.11.20) 79歳
ドイツの作曲家・指揮者のディートリヒは、 マイセン近郊のゴルクで生まれ、111年前の 11月20日にベルリンで79年の生涯を閉じた。
ブラームスの友人として有名だが、 1851年からデュッセルドルフでシューマンに 作曲を師事した。
1853年にブラームスと出会い、その後に オルデンブルクの宮廷楽長に就任し、 ブラームスの作品の多くを紹介している。
ディートリヒの作品は、歌劇、交響曲、協奏曲、 室内楽、合唱曲などを残している。
1898年にライプツィヒで出版された 「ブラームスの思い出」は英訳され、 現在も重要な資料となっている。
「F.A.E.ソナタ」は、シューマンの采配の元に ブラームスと3人の共作で作曲された。 ヴァイオリンとピアノの編成のこのソナタは、 第1楽章をディートリヒが、 第2楽章と第4楽章をシューマンが、 第3楽章をブラームスが書いた。
できあがったこの曲は、3人の共通の友人で ヴァイオリニストのヨーゼフ・ヨアヒムに捧げられた。
F.A.E.は、ヨアヒムのモットーの「自由だが孤独に」 (Frei aber einsam)の頭文字をとったものである。
初演は、1853年10月28日にシューマン邸で、 ヨアヒムのヴァイオリンとクララのピアノにより 行われたと推測されている。
第1楽章 Allegro in A Minor 第2楽章 Intermezzo, WoO: Mosso ma non troppo 第3楽章 Scherzo in C Minor, WoO 2: Allegro 第4楽章 Finale, WoO 22: Marcato piùttosto vivace
(ヴァイオリン)オーギュスタン・デュメイ (ピアノ) ミシェル・ベロフ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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