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...... 2019年11月15日 の日記 ......
■ 《 初期の作品 》   [ NO. 2019111501-1 ] e_co

【 フルート協奏曲 ト長調 】

グルック,クリストフ・ヴィリバルド 〔ドイツ〕
(1714.07.02〜1787.11.15) 73歳 脳溢血



オペラの改革者として歴史に名を残したグルックは、
305年前の7月2日にドイツで生まれた。
父親は大貴族に仕えた森林官で、一族で音楽家に
なった者も、その他の芸術に従事した者もいない。

彼は、オペラの改革者として知られているが、
最初教会音楽とイタリア音楽のスタイルを学んだ。
このころ聴いたイタリア風オペラに強い刺激を受け、
後にオペラ作曲に意欲を燃やした。

当時のイタリア式オペラは、歌手たちの技巧を
競うもので、芸術的に価値の乏しいものが多かった。
グルックは、劇と音楽の完全な融合を考え、
オペラ改革を目指した。

グルックが一挙に名声を獲得したのは、
かつて彼の生徒であったフランス王妃
マリー・アントワネットのお声がかりもあって、
1779年にウィーンを出、パリで
「アウリスのイフィゲニア」を指揮し、
異常な成功をおさめたときである。

晩年は、ウィーンで楽壇の大御所として
安らかな日々を送ったが、232年前の
11月15日に脳溢血で73歳の生涯を閉じた。

代表作の歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」の
間奏曲の<精霊たちの踊り>ではフルートが
美しいメロディを奏でるが、オペラ作曲家として
大成する前の初期に「フルート協奏曲」を書いている。

          第1楽章 Allegro
          第2楽章 Andante
          第3楽章 Allegro vivace



        (フルート)エマニュエル・パユ
        (管弦楽) バーゼル室内管弦楽団
        (指揮)  ジョバンニ・アントニーニ
               ♪ 私が聴いた音源 ♪





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