[PREV] [NEXT]
...... 2019年11月14日 の日記 ......
■ 《 代表的な歌曲 》   [ NO. 2019111401-1 ] e_ch

【 スペインの7つの民謡 G.40 】

ファリャ,マヌエル・デ 〔西〕
(1876.11.23〜1946.11.14) 69歳



二十世紀前半におけるスペイン最高の作曲家の
ファリャは、スペインのカディスで生まれた。

彼は、初めピアニストであった母からピアノを
学んだが、17歳のときに初めて交響楽の
演奏会を聴き、感激して作曲家を志した。

作曲家になるためパリに留学したかったが、
経済的理由で許さず、スペインで活躍していた。
29歳の夏、やっと憧れのパリに行くことができ、
フランスの作曲家たち(ドヴュッシー、デュカス、
ラヴェル、)と交友することができた。
パリに留学していたスペインのアルベニスを
知ったのもそのときだった。

彼の作品は、アルベニスやグラナドスのように、
スペインの民族音楽をそのまま素材としないで、
それらを消化し、その雰囲気を持たせている。
両親が北部系と南部系だったことが、
素材の幅を拡げ、強い民族的色彩を失わず、
洗練された音楽を作ることが出来たようだ。

63歳のとき、スペインを離れアルゼンチンに
渡ったが、6年後誕生日の9日前の11月14日に
コルドバ地方のアルタ・グラシアで
69年の生涯を閉じた。

1915年に作曲したファリャの代表的な歌曲の
「スペインの7つの民謡」は、スペイン各地の
民謡を素材とした作品で、民族性豊かな
美しいメロディやリズムの面白さなどをもつ。
この作品は、ヴァイオリンやチェロ用にも
編曲され親しまれている。

G番号=音楽学者のアントニオ・ギャレゴが
作成した作品目録の番号

         第1曲 ムーア人の織物
         第2曲 ムルシャ地方のセギリーリャ
         第3曲 アストゥリアス地方の歌
         第4曲 ホータ
         第5曲 子守歌
         第6曲 歌
         第7曲 ポーロ



ー ヴィオラとピアノ編 ー

        (ヴィオラ)キム・カシュカシャン
        (ピアノ) ロバート・レヴィン
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: