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...... 2019年11月13日 の日記 ......
■ 《 12歳の作品 》   [ NO. 2019111302-1 ] e_ch

【 6つの弦楽のためのソナタより 第1番 ト長調 】

ロッシーニ,ジョアッキーノ 〔イタリア〕
(1792.2.29〜1868.11.13)  76歳 直腸癌



美食家としても 知られている、イタリアの作曲家の
ロッシーニは、若くしてオペラの作曲家として
大成功を収めたが、幼いころから優れた才能を現し、
可愛らしいボーイソプラノの歌手として活躍した。

10歳を過ぎたころから、作曲の手ほどきを受けると
声楽曲や器楽曲など、次々に作曲するようになった。

10代後半からオペラ・ブッファを作曲し、名声を高め、
イタリアの副王の力添えで兵役を免除されるほどだった。
30歳のときに、ウィーンでロッシーニの作品が上演された
機会に同地を訪れ、ベートーベンにも会っている。

ロッシーニは50ちかくのオペラを作曲したが、
それらは1811年ごろから、1830年にいたる
約20年間の仕事だった。

その後は、数曲の宗教曲やカンタータ、かなりの数の
歌曲の他2、3のオーケストラ曲、室内楽曲を
含むいくつかの器楽作品などを随時気のむくままに
書きとどめたにすぎなかった。

36歳のときに歌劇「ウィリアム・テル」を発表したが、
その後不眠症などに悩まされるようになり、
新しい歌劇創作の筆を折る決心をしたため、
自身が書きおろした最後のオペラ作品となった。

彼は、後に妻となるスペイン系のソプラノ歌手
イザベラのために、多くの作品を書いた。
「セミラーミデ」を書いた年に結婚したが、
結婚後1年を経たころから二人の関係は思わしくなくて、
15年後に正式に別居した。
53歳のときイザベラが死亡し、翌年にかねてから
知り合っていたオランプと正式に結婚している。

晩年は淋病、躁鬱病、慢性気管支炎などを患い、
1868年に直腸癌になり、その年の11月13日に、
パリの近くのパシの別荘で、世の人の哀惜のうちに
76年の生涯をとじた。

1804年12歳のときに作曲した「弦楽のためのソナタ」は
6曲からなるソナタ集で第1バイオリン、第2バイオリン、
チェロとコントラバスの弦楽4部の編成となっている。
ト長調の「第1番」は3楽章からなる。

          第1楽章 Moderato
          第2楽章 Andantino
          第3楽章 Allegro



      (バイオリン) サルバトーレ・アッカルド
      (バイオリン) シルビー・ガゾー
      (チェロ)   アラン・ムニエ
      (コントラバス)フランコ・ペトラッティ
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





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