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...... 2019年11月09日 の日記 ......
■ 《 終戦直後の作品 》   [ NO. 2019110901-1 ] e_sy

【 交響曲 第1番 Op. 62 】

ヴェレシュ,エゴン 〔墺〕
(1885.10.21〜1974.11.09) 89歳



作曲家、音楽学者のヴェレスはウィーン出身で、
ウィーン大学で音楽学を学び、個人的に
シェーンベルクに対位法を教わった。
1920年には彼の伝記を執筆している。

ヴェレスはウィーン大学で音楽学の教授を
務めていたが、ユダヤ人のため1938年に
ナチス・ドイツのオーストリア併合に際し、
オランダ経由でイギリスに逃れた。

イギリスではオックスフォード大学で教えつつ、
作曲活動も行った。
日本人の門下には橋本國彦がいる。
45年前の11月9日に89年の生涯を閉じた。

「交響曲」は9曲残しているが、9曲共
60歳を過ぎてから作曲している。

終戦直後の1945年に書かれた
「交響曲 第1番」は重苦しい雰囲気に包まれた
作品だが、後期ロマン派のスタイルをとっていて、
ブルックナーとマーラーの影響を
受けている作品である。

3楽章からなり、終楽章はアダージョで閉じる。

     第1楽章 Largo - Adagio - Allegro energico
     第2楽章 Allegro agitato quasi presto
     第3楽章 Molto adagio quasi sostenuto



       (管弦楽)ウィーン放送交響楽団
       (指揮) ゴットフリート・ラプル
            ♪ 私が聴いた音源 ♪





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