【 交響曲 第1番 Op. 62 】
ヴェレシュ,エゴン 〔墺〕 (1885.10.21〜1974.11.09) 89歳
作曲家、音楽学者のヴェレスはウィーン出身で、 ウィーン大学で音楽学を学び、個人的に シェーンベルクに対位法を教わった。 1920年には彼の伝記を執筆している。
ヴェレスはウィーン大学で音楽学の教授を 務めていたが、ユダヤ人のため1938年に ナチス・ドイツのオーストリア併合に際し、 オランダ経由でイギリスに逃れた。
イギリスではオックスフォード大学で教えつつ、 作曲活動も行った。 日本人の門下には橋本國彦がいる。 45年前の11月9日に89年の生涯を閉じた。
「交響曲」は9曲残しているが、9曲共 60歳を過ぎてから作曲している。
終戦直後の1945年に書かれた 「交響曲 第1番」は重苦しい雰囲気に包まれた 作品だが、後期ロマン派のスタイルをとっていて、 ブルックナーとマーラーの影響を 受けている作品である。
3楽章からなり、終楽章はアダージョで閉じる。
第1楽章 Largo - Adagio - Allegro energico 第2楽章 Allegro agitato quasi presto 第3楽章 Molto adagio quasi sostenuto
(管弦楽)ウィーン放送交響楽団 (指揮) ゴットフリート・ラプル ♪ 私が聴いた音源 ♪
|
|