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...... 2019年11月03日 の日記 ......
■ 《 韓国人の作曲家 》   [ NO. 2019110301-1 ] e_ch

【 クラリネット五重奏曲 】

ユン・イサン 〔韓〕
(1917.09.17〜1995.11.03) 78歳 肺炎



ユン・イサンは日本統治時代の朝鮮慶尚南道統営の
トンヨンで生まれた。作曲家で13歳の時にヴァイオリンを
習い、作曲家を志したが、父親の反対で1935年に
大阪市の商業学校に入学し、大阪音楽学院でも
チェロ、作曲、音楽理論を勉強した。

韓国で音楽を教えていたが、1956年に
パリ国立高等音楽院に留学、1957年にドイツに
移り、ベルリン芸術大学に入学し、作品を書いた。

1967年に東ベルリン事件でソウルに送還されたが、
1969年に釈放され、西ドイツに追放された。
2年後に西ドイツに帰化した。

ベルリン芸術大学で作曲科教授として、
多くの弟子を育てた。

度々北朝鮮を訪れたり、韓国の民主化運動に
力をかしたりと政治活動家としてのユン・イサンを
快く思わない韓国人も多い。

24年前の11月3日に肺炎のためベルリンの
病院で78年の生涯を閉じた
作品は東アジアの民族的な音楽を西欧の
前衛的技法の中にとけ込ませ、
個性的な世界を作り上げている。

息の長い旋律が美しい響きの空間へと誘う
「クラリネット五重奏曲」は、1984年に
草津夏季国際音楽フェスティバルで初演された。

ユン・イサンは最晩年の1994年にも
「クラリネット五重奏曲第2番」を書いたため、
1984年の作品は第1番と番号付きでも呼ばれる。



       (クラリネット)ザビーネ・マイヤー
       (演奏) ウィーン弦楽六重奏団
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





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