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...... 2019年11月02日 の日記 ......
■ 《 日本の歌曲 》   [ NO. 2019110201-1 ] v

【 歌曲「城ヶ島の雨」】

梁田 貞 〔日〕  
(1885.07.03〜1959.05.09) 73歳

北原 白秋 〔日〕
(1885.01.25〜1942.11.02) 57歳



北原白秋は、明治18年1月25日に
柳川(福岡県)で生まれた。

詩人、歌人、童謡作家として活躍したが、
50歳を過ぎて糖尿病のため視力が衰え、
薄明の世界に入り、昭和17年11月2日に
57年の生涯を閉じた。

作曲者の梁田 貞は、北海道札幌市出身で、
東京音楽学校の受験に失敗し、早稲田大学に
在籍して中山晋平らと音楽学校の受験勉強に
勤しみ、4年後に音楽学校に入学した。

卒業後は中学校や高校教諭となり、後に
母校や早稲田大学でも教えた。

遺した作品は、童謡、唱歌、から歌謡曲まであり
現在でも広く親しまれtいる作品は多い。

代表作には「城ヶ島の雨」(北原白秋作詞)、
「どんぐりころころ」(青木存義作詞)など多くの
作品がある。

「城ヶ島の雨」は、1913年に演出家の島村抱月の
依頼で作られ、梁田 貞によって曲が付けられた。
附曲された北原白秋の詩としては第1号だった。



城ヶ島の雨

雨はふるふる 城ヶ島の磯に
利休鼠の 雨がふる

雨は真珠か 夜明けの霧か
それとも私の 忍び泣き

舟はゆくゆく 通り矢のはなを
濡れて帆あげた ぬしの舟

ええ 舟は櫓でやる 櫓は唄でやる
唄船頭さんの 心意気

雨はふるふる 日はうす曇る
舟はゆくゆく 帆がかすむ





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