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...... 2019年11月01日 の日記 ......
■ 《 バロック音楽 》   [ NO. 2019110101-1 ] e_co

【 ヴァイオリン協奏曲 第2番 ヘ長調
           「秋」RV.293 】


ヴィヴァルディ,アントニオ 〔伊〕
(1678.03.04〜1741.07.28) 63歳



バロック時代を代表する作曲家のひとりの
ヴィヴァルディは、優れたヴァイオリニストとして、
18世紀前半のイタリアのヴァイオリン界に
主要な役割を果たし、運指法や運弓法の技巧に
新生面を開いた。

ヴィヴァルディの作品は大部分がヴァイオリン曲だが、
他の楽器(ビオラ・ダモーレ、チェロ、マンドリン、
フルート・ピッコロ、オーボエ、ファゴット、ホルン、
トランペットなど)のためにも数多く作曲した。

50歳ごろの作品のヴァイオリン協奏曲「四季」は、
作品8の合奏協奏曲集(和声と創意の試み)
全12曲中の第1番から第4番までにあたり、
それぞれ3楽章でできている。

作者不詳のソネット(14行詩)の内容を基にして
作曲された13楽章の協奏曲形式をとった
標題音楽で、細やかな自然が音楽となっている。

      第1番 ホ長調「春」
          (緑を連想させる喜ばしげな曲想) 
      第2番 ト短調「夏」
          (けだるい、いやな季節)
      第3番 ヘ長調「秋」
          (収穫を喜ぶ農民の快活な姿)
      第4番 ヘ短調「冬」
          (氷の上を歩く人のユーモラスな姿)



        第3番 ヘ長調「秋」のソネット

      第1楽章  〈小作農のダンスと歌〉
           小作農たちが収穫が無事に終わり大騒ぎ。
           ぶどう酒が惜しげなく注がれる。
           彼らはほっとして眠りに落ちる。

      第2楽章  〈よっぱらいの居眠り〉
           大騒ぎは次第に弱まり、酒は全てのものを
           無意識のうちに眠りに誘う。

      第3楽章  〈狩り〉
           夜明けに、狩猟者が狩猟の準備のために
           ホルンを携え、犬を従える。
           獲物は彼らが追跡している間逃げる。
           やがて傷つき獲物は犬と奮闘して息絶える。

          第1楽章 Allegro
          第2楽章 Adagio molto
          第3楽章 Allegro



         (フルート)ジェーン・ラター
         (管弦楽) シンフォニア・オーストラリス
         (指揮)  エリン・ヘルヤード
                 ♪ 私が聴いた音源 ♪





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