【 カシルダ幻想曲 】
ドップラー,フランツ 〔墺〕 (1821.10.16〜1883.07.27) 61歳
ドップラーは198年前の10月16日にハンガリーの オーストリア領のガリツィア・ルヴフで生まれた。
オーボエ奏者の父に音楽を学び、ブダペストや ウィーンで歌劇場の第一フルート奏者をつとめたり、 バレエの指揮をしていたこともあり、歌劇や 多くのバレエ音楽を作曲したが作曲家としてよりも、 フルート奏者として有名で、晩年はウィーン音楽院の フルート科の教授として、後進の指導にあたった。
ドップラーが作曲した作品で、最も有名なのは フルートの独奏曲の「ハンガリー田園幻想曲」で、 ヨーロッパでは忘れられていたこの曲は、 フルートの低い音域が尺八に似ているせいか、 旋律も日本人の指向に合ったようで、 Pレコード時代から日本では愛され生き残り、 ヨーロッパに逆輸出された。
弟のカールもフルート奏者として優れていて、 19世紀の中ごろに二人でデュオを組み活躍した。
フルートとハープのための「カルシダ幻想曲」は アントニオ・ザマーラ(1829〜1901)との共作。
(演奏) クイーンズ・デュオ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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