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...... 2019年10月15日 の日記 ......
■ 《 アネシュカへの追憶 》   [ NO. 2019101501-1 ] s

【 気分、印象と思い出 】

フィビフ,ズデニェク 〔チェコ〕
(1850.12.21〜1900.10.15) 49歳



フィビフは、当時オーストリア帝国の支配下にあった
ボヘミア地方でチェコの貴族に仕える父親と、
ウィーン出身の母親との間に生まれた。

母親からピアノの手ほどきを受け、
後にライプツィヒ音楽院で学んだ。

23歳のときに結婚し、翌年双子の男女が生まれたが、
その日に男児は亡くなり、2年後にはもう一人の
女児が、そして妻も亡くなってしまった。

妻が自分の姉と一緒になってくれるよう願っていたので、
再婚をし男児が生まれたが、43歳ごろからシュルツの
娘で、教え子のアネシュカ・シュルゾヴァーと親密な
関係が始まり、フィビフが世を去るまで続いた。

119年前の10月15日に風邪をこじらせて、
世を去り、その5年後にアネシュカは自らの手で
生涯を閉じている。

47歳の秋に、フィビフは妻子を残し、アネシュカと
住むようになったが、そんな彼女と過ごした
幸せな日々の思い出を、日記代わりに豊かな旋律と
和声を讃えたピアノ曲に綴っていった。

そうして出来たのが、計376曲からなる
ピアノ独奏のための曲集である。

          第1集〜第4集 Op. 41
          第1集〜第4集 Op. 44
          第1集〜第10集 Op. 47 
          第1集〜第4集 Op. 57 



第2集 Op. 44 「アネシュカの肖像」

(ピアノ)ラドスラフ・クヴァピル
♪ 私が聴いた音源 ♪





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