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...... 2019年10月10日 の日記 ......
■ 《 愛国的 》   [ NO. 2019101001-1 ] e_o

【 歌劇「エルナーニ」】

ヴェルディ,ジョゼッペ
  フォルトゥニオ・フランチェスコ 〔伊〕
(1813.10.10〜1901.01.27) 87歳 心臓病



ヴェルディは、206年前の10月10日に
北イタリア北部の人家数十戸しかない、
レロンコーレ村の宿屋兼食料品店を営む
父カルロの長男として生まれた。

幼いヴェルディは、宿泊している行商人や
旅音楽師からいろいろな影響を受けた。
父親は音楽的素養があったわけではないが、
定宿にしていた旅音楽師が、幼いヴェルディの
音楽的素養を見抜き、音楽の道に進むよう進言した。
後年、ヴェルディが名を成した後、この老音楽師を
探し求めて報いたというエピソードがある。

ヴェルディは、名望家である父親の知人の
パレッツィの紹介で音楽の勉強を続けることが
できたが、後に子どものころから一緒にピアノを
弾いていた彼の娘のマルゲリータと23歳で結婚し、
幸福な生活をスタートさせた。
しかし、2年後に長女が、翌年には長男が
幼い生涯を閉じ、さらに翌年に妻も失った。

その時に励ましてくれたプリマ・ドンナの
ジョゼッピーナと46歳のときに再婚をし、
長年ヴェルディの心を支えていたが
84歳のときに彼女を失い、3年後にホテルで
上着を着ようとして倒れたまま、
87歳でこの世を去った。

ヴェルディの5番目の歌劇作品の「エルナーニ」は、
フランスのロマン派の文豪ヴィクトル・ユーゴーの
戯曲「エルナーニ」による、4幕の愛国的な
歌劇で、1843年に完成した。

翌年の3月9日にヴェネツィアのフェニーチェ劇場で
作曲者自身の指揮により初演され、大成功だった。

十六世紀はじめのスペインを舞台に、父親の
スペインの公爵殺害の復讐をするため、
山賊の首領となって、ドン・カルロスの命をねらう
エルナーニとエルヴィーラとの悲恋。

     ドン・カルロス (Br)ースペインのカステイリアの王
     エルナーニ   (T)ー山賊の首領
     ドン・シルヴィア(B)ースペインの大公
     エルヴィーラ  (S)大公の姫

           第1幕 
            第1場 アラゴンの山中
            第2場 エルヴィーラの部屋

           第2幕 同じ城中

           第3幕 地下納骨堂

           第4幕 エルナーニの城の露台





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