 【 ヴァイオリン協奏曲 第4番 イ短調 Op. 101 】
フバイ,イェネー 〔洪〕 (1858.09.15~1937.03.12) 78歳

19世紀におけるハンガリー音楽の輝かしい成功者の フバイは、161年前の9月15日にペシュトで 生まれ、ブダペストで78年の生涯を閉じた。
ハンガリー歌劇場のコンサートマスターだった父から 英才教育を受け、11歳で楽壇デビューをした。
モシュコフスキーに似たような神童だったらしく、 13歳でベルリンの高等音楽学校に入学し、 18歳までヨーゼフ・ヨアヒムに師事した。
その後、リストの勧めでパリにゆき、ベルギーの ヴァイオリン奏者で、作曲家としても活躍した アンリ・ヴュータン(1820~1881)に学んだ。 ブラームスは、フバイのヴァイオリンの演奏を聴き、 絶賛したといわれている。
1882年にブリュッセル音楽院教授に就任したが、 その後、父の後を次いで ブダペスト音楽院教授となった。 門下にはハンガリー出身で主にアメリカで 活躍したヨーゼフ・シゲティや、 後に指揮者となったオーマンディがいる。
フバイは作曲家としても活躍したが、 ヴァイオリンを知り尽くしていたので、楽器の 能力を引き出し無理なく華麗な作品を書いている。
ヴァイオリン協奏曲を、4曲残しているが、 1906年から7年にかけて作曲した第4番は、 4楽章からなり、ヴュータンを思わせる。
バロック音楽の形式を用い、古風な雰囲気が 特徴となっている。
第1楽章 Preludio: Largo 第2楽章 Corrente e musetto: Presto 第3楽章 Larghetto: Adagio 第4楽章 Finale e capriccio: Allegro

(ヴァイオリン)ハガイ・シャハム (管弦楽) BBCスコットランド交響楽団 (指揮) マーティン・ブラビンズ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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