【 組曲「子供の魔法の杖」 Op. １ 】
エルガー,エドワード〔英〕
（1857.06.02〜1934.02.23） 76歳 大腸癌
近代イギリスを代表する作曲家のエルガーは
数人の師に短期間学んだが、ほとんど独学で
ヴァイオリン演奏、作曲に必要な技能を収得し、
郷里の楽壇を振り出しに着々と地位をきずいていった。
エルガーは１０代のはじめのころ、兄弟・姉妹たちと
一緒に両親のために劇を演じた。
「子供たちから「魔法の杖」をもらった両親が
妖精の国で遊ぶ」という微笑ましい内容の劇。
５０歳の誕生日に際し、エルガーは古いスケッチ蝶から
この作品を見つけ、２つの管弦楽組曲に編曲したのが
組曲「子供の魔法の杖」だが、エルガーの最初の
作品であり、作品１となっている。
第１組曲と第２組曲からなる、
組曲「子供の魔法の杖 作品１」 は。どちらも
１８６７ー７１年に作曲されたものが
後年改訂されたいうことになる。
１９０７年改訂の【組曲「魔法の杖」作品１a】は
７曲からなる。
１，序曲
２，セレナード
３，メヌエット（古い様式）
４，太陽の踊り
５，妖精の笛吹き
６，まどろみの情景
７，妖精と巨人
グロスター大聖堂のオルガニストで、
「三聖歌隊の父」と謳われた友人の
C・リー･ウィリアムズに献呈されている。
完成の年の１２月１４日にロンドンで初演された。
１９０８年改訂の【組曲「魔法の杖」作品１b】は
６曲からなり、エルガーの友人の
ヒューバート・A･レスターに献呈された。
彼はウスター市長になっている。
完成した年の９月９日の三聖歌隊祭で
エルガーの指揮により初演された。
１，行進曲
２，小さい鐘
３，蛾と蝶｛踊り｝
４，泉の踊り
５、飼いならされた熊
６、野生の熊たち
（管弦楽）ウェールズ国立歌劇場管弦楽団
（指揮） チャールズ・マッケラス
♪ 私が聴いた音源 ♪
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