【 ファンタジー・バレー Op.6 】
ピエルネ,ガブリエル 〔仏〕 (1863.08.16〜1937.07.17) 73歳
近代フランスの作曲家、指揮者のピエルネは、 156年前の8月16日に声楽家教師の父と ピアノ教師の母との間に、メッツで生まれた。
12歳のときに「ピエルネのセレナーデ」を書き、 その後多くの種類の作品を書いた。
パリ音楽院でマスネに学び、在学中の19歳のときに 作曲したカンタータ「エディト」で、ローマ大賞を 得てローマに留学し、フランクに師事した。
1903年以来、パリの4大交響曲団の一つの コンセール・コロンヌの指揮者をつとめた。
軽快で明るい作品を書いたピエルネは、エレガントで 鋭敏な想像力と、しなやかでデリケートなエスプリを 持ち、魅力にみちた旋律や細やかなニュアンスや、 極めて洗練された味わいをもって、 常に人をひきつける作曲家であるといわれた。
1885年の作品の「ファンタジー・バレー」は 当時のパリ音楽院の院長のアンブロワーズ・トマの 義理の兄妹のカロリーヌに献呈されている。
彼女はサン=サーンスの友人でもあったが、 サン=サーンスはこの曲が作られた同じ年に 彼女の結婚を記念して 「ピアノと弦楽アンサンブルのためのウェディングケーキ」 という曲を作曲している。
22歳のピエルネが大先輩のサン=サーンスに ならって、カロリーヌに送った ピエルネ版「ウェディングケーキ」といえる作品。
(ピアノ)スティーブン・クームズ (管弦楽)BBCスコットランド交響楽団 (指揮) ロナルド・コープ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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