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...... 2019年08月16日 の日記 ......
■ 《 カロリーヌに 》   [ NO. 2019081602-1 ] e_co

【 ファンタジー・バレー Op.6 】

ピエルネ,ガブリエル 〔仏〕
(1863.08.16〜1937.07.17) 73歳



近代フランスの作曲家、指揮者のピエルネは、
156年前の8月16日に声楽家教師の父と
ピアノ教師の母との間に、メッツで生まれた。

12歳のときに「ピエルネのセレナーデ」を書き、
その後多くの種類の作品を書いた。

パリ音楽院でマスネに学び、在学中の19歳のときに
作曲したカンタータ「エディト」で、ローマ大賞を
得てローマに留学し、フランクに師事した。

1903年以来、パリの4大交響曲団の一つの
コンセール・コロンヌの指揮者をつとめた。

軽快で明るい作品を書いたピエルネは、エレガントで
鋭敏な想像力と、しなやかでデリケートなエスプリを
持ち、魅力にみちた旋律や細やかなニュアンスや、
極めて洗練された味わいをもって、
常に人をひきつける作曲家であるといわれた。

1885年の作品の「ファンタジー・バレー」は
当時のパリ音楽院の院長のアンブロワーズ・トマの
義理の兄妹のカロリーヌに献呈されている。

彼女はサン=サーンスの友人でもあったが、
サン=サーンスはこの曲が作られた同じ年に
彼女の結婚を記念して
「ピアノと弦楽アンサンブルのためのウェディングケーキ」
という曲を作曲している。

22歳のピエルネが大先輩のサン=サーンスに
ならって、カロリーヌに送った
ピエルネ版「ウェディングケーキ」といえる作品。


       (ピアノ)スティーブン・クームズ
       (管弦楽)BBCスコットランド交響楽団
       (指揮) ロナルド・コープ
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





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