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...... 2019年08月15日 の日記 ......
■ 《 バッカスの祭典 》   [ NO. 2019081501-1 ] e_or

【 バッカナール 】

イベール,ジャック 〔仏〕
(1890.08.15〜1962.02.05) 71歳



123年前の8月15日にパリに生まれたイベールは
幼い頃から音楽の才能を母から受け継いだ。
初めパリ音楽院の演劇科に、20歳で音楽科に
入学したが、24歳のとき第一次世界大戦が
勃発し、海軍に入って士官になった。

戦後、パリに戻り作曲活動を再開し、29歳のときに
「ローマ大賞」を獲得してローマに留学した。
32歳のときに作曲した交響組曲「寄港地」で
彼の名を一躍ヨーロッパの楽壇にひろめ、
この曲は出世作となった。

海軍士官時代に、船に乗り組んで地中海を航行し
沿岸各地に寄港して異国の風物に接していた。
その頃受けた印象にもとづいて、それぞれの
特徴ある港町の情景を、3曲にまとめて美しく鮮やかに
描き出したもので、初期の代表作である。

イベールといえば、昭和15年日本の「皇紀2600年」
(初代天皇の神武天皇が即位した年からの
カウント)に日本政府が委嘱し、フランス政府からの
要請で「祝典序曲1940」(日本建国2600年祝賀曲)
を作曲している。

66年に栄誉ある学士院会員に選ばれ、多くの
作品を残し、生地のパリで生涯を閉じた。

「バッカナール」は1956年にBBCの委嘱により
作曲された管弦楽作品で、古代ギリシャの
酒の神バッカスの祭典が“バッカナール”だが
激しいリズムにのったバッカスの祭典の
雰囲気が伝わってくる。



        (管弦楽)モントリオール交響楽団
        (指揮) シャルル・デュトワ
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





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