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...... 2019年08月14日 の日記 ......
■ 《 楽劇「ニーベルングの指環」》   [ NO. 2019081401-1 ] e_o

【 楽劇「ワルキューレ」】
       
ワーグナー,リヒャルト〔独〕
(1813.05.22〜1883.02.13) 69歳 心臓障害
        

         
ドイツの神話に基づき、中世ドイツの民衆叙事詩を
素材としてワーグナー自身が台本を書き、
作曲もした楽劇「ニーベルングの指環」は、
それぞれ独立した4つの楽劇で、
26年間にわたって作曲し続けた。

ワーグナーは「3日と1晩の序夜のための舞台祝典劇」
と書いているが、初演はバイロイト祝祭劇場で、
1876年8月13日から4日間にわたり
ワーグナー自身の指揮と演出によって、
この劇場の落成記念としておこなわれた。

     序夜  楽劇「ラインの黄金」 (8月13日)
     第1日 楽劇「ワルキューレ」 (8月14日)
     第2日 楽劇「ジークフリート」(8月16日)
     第3日 楽劇「神々のたそがれ」(8月17日)

当時、バイエルンの王ルードヴィヒ二世が皇太子時代の
16歳のころ、ワーグナーの「ローエングリン」や
「タンホイザー」を観て感動に打ち震えたと言われ、
18歳で国王に即位した後、ワーグナーは謁見している。

若き国王のワーグナーへの入れ込みようは病的なほど
だったと言われ、ワーグナーの作品を上演するための
祝祭劇場は、国王などの援助により落成した。

楽劇「ニーベルングの指環」は、大規模な管弦楽の編成で、
四管編成をとり、きわめて多様な色彩的効果を出している。
その上、ワーグナーが考案したといわれ、荘重で典雅な
音色をだすワーグナー・チューバも使用され、
重要な役割をしている。

3幕11場からなる「ワルキューレ」は、
前代未聞の大規模の楽劇「ニーベルングの指環」の
2日目にあたる作品である。

抒情性、官能性に加え、感情の描写が激しい迫力を
もっている楽劇「ワルキューレ」の単独初演は
1870年6月26日に行なわれている。

ワルキューレとは、神々の主神ウォータンが
智の神エルダに生ませた9人の娘のことである。

第3幕の前奏曲の「ワルキューレの騎行」は、
演奏会で独立して演奏される有名な音楽である。

  ジークムント〔ウォータンが人間に生ませた若者〕(T)
  ジークリンデ〔ジークムントの双子の妹でフンディンクの妻〕(S)
  フンディンク〔ジークリンデの夫〕(B)
  ウォータン〔神々の主神〕(Br)
  フリッカ〔ウォータンの妻〕(MS)
  ブリュンヒルデ〔ワルキューレ〕(S)

    前奏曲 「嵐の動機」→ 「雷雨の動機」
   第 1 幕
   第1場 フンディングの住家
       「ジークリンデの動機」→「美の動機」→
       「愛情の動機」

   第2場 「フンディングの動機」→
       「ウェルズンクの悩みの動機」→
       「ワルハルの城の動機」→「愛情の動機」→
       「ウェルズンクの動機」→「剣の動機」→
       「フンディングの動機」     

   第3場 「美の動機」→「剣の動機」→
       「ワルハルの城の動機の動機」→
       「愛情の動機」→「ワルハルの城の動機」→
       「ウェルズンクの動機」→「剣の動機」

   第 2 幕
    前奏曲「信号風動機」→「ワルキューレの叫びの動機」→
       「美の動機」→「ワルキューレの動機」

   第1場 「剣の動機」→「不機嫌の動機」→「契約の動機」→
       「不機嫌の動機」

   第2場 「不機嫌の動機」→「ワルハルの城の動機」→
       「指環の動機」→「呪いの動機」→
       「エルダの動機」→「憎悪の動機」→「不安の動機」

   第3場 「ワルキューレの叫び声の動機」→
       「ウェルズンクの動機」→「剣の動機」→
       「美の動機」

   第4場 「運命の動機」→「死の予感の動機」→
       「ワルハルの城の動機」

   第5場 「契約の動機」→「剣の動機」→
       「ワルキューレの動機」→「運命の動機」→
       「契約の動機」→「不機嫌の動機」

   第 3 幕
    前奏曲 「ワルキューレの動機」

   第1場 「指環の動機」→「大蛇の動機」→「美の動機」→
       「ジークフリートの動機」

   第2場 「不機嫌の動機」→「怒りの動機」→
       「不機嫌の動機」→「ワルキューレの動機」

   第3場 「眠りの動機」→「ジークフリートの動機」→
       「ウェルズンクの愛の動機」→「告別の動機」→
       「眠りの動機」→「運命の動機」→「契約の動機」→
       「ローゲの動機」→「焔の動機」→
       「ジークフリートの動機」→「運命の動機」




     

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