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...... 2019年08月09日 の日記 ......
■ 《 ユーゴーの詩 》   [ NO. 2019080901-1 ] v

【 歌曲「わが歌に翼ありせば」】

アーン,レイナルド 〔ベネズエラ〕
(1875.08.09〜1947.01.27) 72歳



ベネズエラの作曲家のアーンは、144年前の
8月9日に首都カラカスで生まれた。
ユダヤ人の父は外交官で音楽に造詣が深かった。
アーンが3歳のときに家族と共にパリに移り、
ピアノを習い始めた。

10歳でパリ音楽院に入学し、後の大ピアニストの
コルトーや、作曲家のラベルと同じクラスで学んだ。

作曲家として、もっとも影響を受けたのは
マスネーだったが、アーンの才能を高く評価した
マスネーは、「アルルの女」の作詞者のドーデに、
まだ10代半ばのアーンを紹介し、ドーデは
彼に劇音楽の作曲の依頼をしている。

37歳のときにフランスに帰化し、その後は
ベネズエラに戻ることはなかった。

二つの世界大戦を経て、1945年には
パリオペラ座の音楽監督に就任するが、
その2年後に脳腫瘍のため亡くなった。

オペラなど80曲にのぼる劇場音楽や、
100曲をこえる歌曲を残した他、管弦楽や
室内楽も作曲している。

1887年に作曲した、ヴィクトル・ユーゴーの
詩による「わが歌に翼ありせば」は、
今日最も有名な歌曲である。

ハープを模した分散和音にのって、甘美な歌が
始まるが、甘くロマンチックで美しい。



わが歌に翼ありせば

わが歌に翼があるならば、鳥のように、
やさしくしなやかに、あなたの美しい庭へと
翻ってゆくのに

わが歌に翼があるならば 精霊のように 
閃いてあなたの笑い さざめいている炉端へと
飛んでゆくものを

わが歌に翼があるならば 愛のように
きよらかで忠実に あなたの前へと
昼でも夜でもかけつけてゆくものを 

(歌詞大意)





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