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...... 2019年07月30日 の日記 ......
■ 《 ザルツブルク音楽祭 》   [ NO. 2019073001-1 ] e_or

【 劇音楽 「エグモント」Op. 84 - 序曲 】

ベートーベン,ルードヴィヒ・ヴァン 〔独〕
(1770.12.17〜1827.03.26)  56歳

ジョージ ,セル 〔洪〕
(1897.06.07〜1970.07.30) 73歳



ハンガリーのブダペストで生まれたセルは、
幼いころから音楽の才能をあらわしていた。

ウィーン音楽院でピアノ、指揮、作曲を学び、
作品ものこしたが、 R.シュトラウスに教えを受けた後、
指揮者の道を選んだ。

1939年にアメリカへの演奏旅行中に
第二次世界大戦が勃発し、そのまま
アメリカに定住した。

1970年5月、日本万国博覧会の企画の
一環としての公演のため、クリーヴランド管弦楽団と
共に来日した。
高い評価を受け、聴衆に感銘を与えたが、
帰国後まもなくの7月30日に癌のため
クリーブランドで急逝した。

彼は、完璧主義者と評されていて、演奏に厳しい
注文をつけ、演奏者から恐れられていたが、
クリーヴランド管弦楽団を第一級の
オーケストラに育て上げた。

アメリカを本拠としていたセルだったが、
毎シーズンヨーロッパに戻り、客演指揮をしていた。
1949年に初出演したザルツブルク音楽祭には
数度を除き、毎年のように指揮をしている。

亡くなる前年の8月には、ウィーン・フィルで
ベートーベンの「交響曲第5番」「ピアノ協奏曲第3番」
「エグモント」序曲を指揮したCDが残されている。

「エグモント」は、オランダの貴族の出の軍人、政治家で、
オランダ独立の礎となったラモラル・エグモントを
主人公にゲーテが5幕の悲劇を書いた。

1810年にウィーンでの初演に際し、ベートーベンに
音楽の依頼があり、序曲をふくめ10曲の劇音楽を作曲した。
悲劇的で勇ましい序曲は、演奏会でよく演奏される。

        その1 序曲
        その2 幕間の音楽1
        その3 幕間の音楽2
        その4 歌
        その5 幕間の音楽3
        その6 幕間の音楽4 
        その7 クレールヒェンの死をあらわして
        その8 メロドラマ
        その9 勝利の交響曲



      (管弦楽)チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団 
      (指揮) デイヴィッド・ジンマン
                ♪ 私が聴いた音源 ♪





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