[PREV] [NEXT]
...... 2019年07月29日 の日記 ......
■ 《 三重奏曲 》   [ NO. 2019072901-1 ] e_ch

【 ピアノ三重奏曲 第2番 ヘ長調 Op. 80 】

シューマン,ローベルト・アレクサンダー 〔ドイツ〕
(1810.06.08〜1856.07.29) 46歳  精神錯乱



シューマンは1854年2月6日、精神錯乱が
最悪の状態に達し、ライン川に身を投げた。
精神病院に収容され、子どもたちとの面会は許されず、
翌年の9月には病院側から回復の見込みがないことを
告げられ、精神病院に入ったまま、163年前の
7月29日午後4時、病院にかけつけたクララと
ブラームスに見守られながら、梅毒による衰弱が
原因の肺炎のため46歳の若さで世を去った。

クララは、シューマンが逝った40年後の
1896年5月20日に76年の生涯を閉じた。

シューマンは、ヴァイオリン、チェロ、
ピアノのための3重奏曲を4曲書いているが、
その中の1曲は「幻想小曲集」と名づけられており、
他の3曲が「ピアノ三重奏曲」で、
第1番ニ短調が最もよく演奏されている。

【 ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 Op. 63 】

2018年7月13日に掲載

【 ピアノ三重奏曲 第2番 ヘ長調 Op. 80 】


1847年にドレスデンで着手され、1849年の
春に完成した「第2番 ヘ長調」は、晴れやかな
作品で、バランスの取れた楽章構成になっている。
妻のクララはこの作品を特に気に入っていて、
しばしば演奏したといわれている。

        第1楽章 Sehr lebhaft
        第2楽章 Mit innigem Ausdruck
        第3楽章 In mässiger Bewegung
        第4楽章 Nicht zu rasch



      (ピアノ)    レイフ・オヴェ・アンスネス
      (ヴァイオリン) クリスティアン・テツラフ
      (チェロ)    ターニャ・テツラフ
                 ♪ 私が聴いた音源 ♪


【 ピアノ三重奏曲 第3番 ト短調 Op. 110 】


シューマンの後期を代表する作品の
「第3番 ト短調」は、1851年に作曲された。
友人であるデンマークの作曲家の
ニルス・ゲーゼに献呈された。

第2楽章にみなぎる抒情性は、シューマンの
室内楽の中でも際だっている。

        第1楽章 Bewegt,doch nicht zu rasch
        第2楽章 Ziemlich langsam
        第3楽章 Rasch
        第4楽章 Kräftig,mit Humor



      (ピアノ)    レイフ・オヴェ・アンスネス
      (ヴァイオリン) クリスティアン・テツラフ
      (チェロ)    ターニャ・テツラフ
                ♪ 私が聴いた音源 ♪





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: