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...... 2019年07月25日 の日記 ......
■ 《 スカルラッティのソナタ 》   [ NO. 2019072501-1 ] e_or

【 スカルラッティアーナ Op. 44 】

カゼッラ,アルフレード 〔伊〕
(1883.07.25〜1947.03.05)



作曲家、ピアニスト、指揮者として活躍した
カゼッラは、146年前の7月25日に
トリノで生まれた。
父はチェリスト、母は優れたピアニストで、
彼は幼児のころから厳格な母の訓練を受けた。

13歳のときに母と共にパリに移り、
国立音楽院に入学後から作曲に専念した。
第一次世界大戦の勃発のため、1915年に
故国に帰り、イタリア現代音楽協会を作った。

カゼッラは聡明博識で、強い組織力を持ち、
指揮者として現代イタリアの稀にみる存在だった。

1932年にサンタ・チェチリア音楽学校の
教授となったが、演奏活動も続けながら
多くの作品を書いた。

初期はシュトラウス、マーラーの影響が濃かったが、
フォーレに学んでからは、古典的な作風に転じた。

その後、戦争の恐怖と不安でやや混乱したが、
1918年から5年間深くイタリア古典に没頭し、
イタリアの作曲家のスカルラッティやパガニーニ
などによる曲を書いた。

545曲を数えるスカルラッティのソナタから、
およそ80のモティーフを選びだし、
5つの楽章からなる組曲にまとめあげたのが
「スカルラッティアーナ」(ドメニコ・スカルラッティの
音楽に基づくピアノフォルテと小オーケストラのための
ディベルティメント)である。

   第1楽章 Sinfonia: Lento grave, allegro molto vivace
   第2楽章 Minuetto: Allegretto ben moderato e grazioso
   第3楽章 Capriccio: Allegro vivacissimo e impetuoso
   第4楽章 Pastorale: Andantino dolcemente mosso
   第5楽章 Finale: Lento molto e grave



        (ピアノ)アントニー・スピリ
        (管弦楽)バーゼル室内管弦楽団
        (指揮) クリストファー・ホグウッド
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





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