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...... 2019年07月03日 の日記 ......
■ 《 チェコのムソルグスキー 》   [ NO. 2019070301-1 ] e_ch

【 弦楽四重奏曲 第1番「クロイツェル・ソナタ」】

ヤナーチェク,レオシュ 〔チェコ〕
(1854.07.03〜1928.08.12) 74歳



ヤナーチェクは165年前の7月3日に
モラヴィア北東部のラシュスコ地方の
フクヴァルディで生まれた。
父親は地元の学校の校長で、一族からは
教師と音楽家が多くでている。

チェコの作曲家で、ボヘミア出身のスメタナや
ドヴォルザークは、ドイツ音楽の影響下にあるが、
モラヴィア出身のヤナーチェクは、
ロシア音楽に親近感をもっていて、
ムソルグスキーの影響を受けている。

「弦楽四重奏曲 第1番」は、トルストイの小説の
「クロイツェル・ソナタ」にインスピレーションを
得て作られた。

この曲はスメタナやドヴォルザークの作品を
多く演奏していたチェコ弦楽四重奏団からの
依頼により1923年に作曲された。

小説では、若い妻が自宅での演奏会で、
ベートーベンの「クロイツェル・ソナタ」をピアノの
先生と競演するうちに、その伊達男の先生に
恋するようになり、嫉妬にかられた夫によって
刺し殺されてしまうという物語。

ヤナーチェクはこの曲について、
「私は悩んだあげく死に追いやられた
哀れな女性のことを思いながら書いた」
と語っていて、怪しくも哀しい音楽が
奏でられ、男の苦悩を描き出している。

        第1楽章 Adagio - Con moto
        第2楽章 Con moto
        第3楽章 Con moto - Vivo - Andante
        第4楽章 Con moto (Adagio) - Piu mosso



        (演奏)エマーソン弦楽四重奏団
             ♪ 私が聴いた音源 ♪





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