【 春への頌歌 ト長調 Op. 76 】
ラフ,ヨーゼフ・ヨアヒム 〔スイス〕 (1822.05.27〜1882.06.24) 60歳
スイスのピアニスト、作曲家のラフは、 チューリヒ湖畔の町ラッヘンで生まれた。
23歳の年に、リストに出会い才能を認められ、 リストの演奏旅行についてドイツに行った。 その折、メンデルスゾーンやビューローと知り合った。
1949年にヴァイマルでリストの助手をつとめ、 その後ドイツ中西部の町ウィスバーデンで 作曲活動を行った。
リストが作った交響詩のいくつかに、ラフの手による オーケストレーションを取り入れている。
晩年にはフランクフルトのホッホ音楽院の 院長を勤め、131年前の6月24日に同地で 60年の生涯を閉じた。
ラフの作風は、ドイツロマン派に属し、歌劇や 交響曲、室内楽など、幅広い分野に 多くの作品を残している。
「ピアノと管弦楽のための小協奏曲 」の 「春への頌歌 ト長調」は、1857年に作曲した。
自由な形式を持つ単一楽章で書かれていて、 リストのピアノ協奏曲からの影響が感じられる。 リストのもとを去ったラフはこの作品の成功により、 作曲家として独り立ちをすることができた。
(ピアノ)ジャン=フランソワ・アントニオーリ (管弦楽)ローザンヌ室内管弦楽団 (指揮) ローレンス・フォスター ♪ 私が聴いた音源 ♪
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