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...... 2019年06月01日 の日記 ......
■ 《 イタリアで 》   [ NO. 2019060101-1 ] e_ch

【 弦楽四重奏曲 ヘ長調 】

グリンカ,ミハイル・イヴァノヴィチ 〔露〕
(1804.06.01〜1857.02.15) 52歳 



ロシア国民楽派の祖であると同時に
十九世紀の東ヨーロッパにおける国民主義音楽の
先駆的存在で、ロシア・シンフォニズムの
確立者であったグリンカは、地主の父の息子として、
215年前の6月1日にユモレンスク州で生まれ、
少年時代を生地の村で過ごした。

近くに住んでいた叔父が、農奴で作った小編成の
吹奏楽団をもっていたので、グリンカの家の
催し事のときなどには、この楽団がやってきて、
ロシア民謡を編曲したものなどを演奏した。

少年時代にこうした民謡に親しんだことが、
やがて彼を国民音楽の創造に向かわせた
第一歩であったろうと、後にグリンカは
〈自叙伝〉の中で回想している。

彼は1830年から4年間、イタリアで過ごした。
26歳のこの年体調を崩し、勤めていた
運輸関係の公務員を退職した。
そして、音楽を学ぶために転地療養を兼ねて
イタリアに向かった。

この地で、メンデルスゾーンや
ベルリオーズに会っている。
またイタリアのオペラ作曲家ベッリーニや
ドニゼッティとも知り合い、大いに刺激を受けた。

「弦楽四重奏曲ヘ長調」は、この時期に書いている。
古典的な形式による作品だが、
第2楽章にはイタリアで研究を重ねた
イタリア歌劇からの影響がみられる。

        第1楽章 Allegro spiritoso
        第2楽章 Andante con moto
        第3楽章 Minuet and Trio
        第4楽章 Rondo Allegretto



         (演奏)プラハ弦楽四重奏団     
            ♪ 私が聴いた音源 ♪





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