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...... 2019年04月24日 の日記 ......
■ 《 現代メキシコ音楽の父 》   [ NO. 2019042401-1 ] e_co

【 ヴァイオリン協奏曲 】

ポンセ,マヌエル・マリア 〔メキシコ〕
(1882.12.08〜1948.04.24) 65歳 尿毒症



メキシコが生んだ、初めての国際的な作曲家の
ポンセは、フレスニリョで生まれた。

ヨーロッパに渡り、ボローニャとベルリンで
作曲とピアノを学んだ。
帰国後は国立音楽院の教授を務めながら、
民族主義を基調とした数々の作品を発表し、
メキシコ音楽の発展に大きな役割を果たした。

第一次大戦中はアメリカに難を避けたが、その後
更に研究をすすめるため、パリでデュカスに師事した。
フランス音楽に触れたことは、彼の作風に根本的な
変化をもたらしていて、後期の作品は、
よりポリフォニックなものとなっている。

メキシコの芸術学校には、彼の名を冠した演奏会場が
あり「現代メキシコ音楽の父」と呼ばれている。
71年前の4月24日にメキシコシティーで、
尿毒症のため65年の生涯を閉じた。

美しいメロディを創作する才能に恵まれたポンセの
作品は、オペラを除いて、ほとんどあらゆる領域に
わたっていて、民族的な題材に基づいてはいるが
民族性を誇示しない作風で多くの作品を残している。

「ヴァイオリン協奏曲」は、ポーランド生まれの
ヴァイオリン奏者ヘンリク・シェリングに捧げられた。
シェリングは第二次世界大戦中、メキシコを訪れ、
ポンセと親交を結び、戦後はメキシコの
ヴァイオリン教育にも力を注いだ。

       第1楽章 Allegro non troppo
       第2楽章 Andante espressivo
       第3楽章 Vivo: Giocoso



      (ヴァイオリン)ミランダ・カックソン
      (管弦楽) チェコ・ナショナル交響楽団
      (指揮)  ポール・フリーマン
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





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