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...... 2019年04月09日 の日記 ......
■ 《 委嘱作品 》   [ NO. 2019040901-1 ] e_co

【 ピアノ協奏曲 】

矢代 秋雄 〔日〕
(1929.09.10〜1976.04.09) 46歳 心不全



矢代秋雄は、昭和4年に東京の大森で生まれ、
「ヴァイオリン協奏曲」を作曲中の
昭和51年4月10日に心不全により急逝した。

若い頃より英才として将来を期待され、
東京音楽学校、東京藝術大学を卒業後
パリ音楽院に留学し、優秀な成績で卒業した。
1956年に帰国後は東京藝術大学で多くの
弟子を育てた。

黛敏郎とは同じ年の生まれで、同じ学校で
共に学んでいる。

若くして世を去ったことと、厳しい自己批判により
作品数は少ないが、残された作品は
名作が並んでいる。

唯一の「ピアノ協奏曲」は、文部省が芸術祭のための
作品をということでNHKが作曲者に委嘱した。
1967年7月10日と11日にNHK放送センターにおいて
放送のためのレコーディングが行われ
11月5日に放送初演された。

そのときの演奏は、若杉弘指揮のNHK交響楽団、
ピアノ独奏中村紘子だった。

公開の初演は11月29日に東京文化会館で行われた
NHK交響楽団臨時演奏会で中村紘子のピアノ独奏、
森正指揮で行われた。

第22回(昭和42年)芸術祭放送部門で
芸術奨励賞、第16回尾高賞を受賞している。

ピアノパートは高度な名人芸が要求される。

     第1楽章 Allegro animato
     第2楽章 Adagio maestoso
     第3楽章 Allegro-Andante-Vivace molto capriccioso



          (ピアノ)中村紘子
          (管弦楽)NHK交響楽団
          (指揮) 森 正
            ♪ 私が聴いた音源 ♪
 




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